今年の新作とか
土曜日、出かける際に Don't Touch Your Face Cowl をしていつた。
土曜日に出かけるといふので、金曜日に急遽水通しをして、なんとか間に合つた。
中細毛糸といつてもその中でもちよつと細い感じの糸で編んだもので、軽いがあたたかい。
多分、土曜日くらゐの寒さのときにちやうどいい感じだ。
ひとつ仕上がつて身に着けられるやうになると、次のものも編みたくなる。
途中ではふつてあつた Kingswood Cowl にまた着手して、あと少しで編み終はる予定だ。
くつ下毛糸の中細指定だつたが、Puppy の New 4 Ply を使つて編んでゐる。
裾から編んでだんだん減らして首のあたりはぴつたりするやうなデザインで、なんだかかなり細くなつてゐる気がする。
かぶる時に苦労しさうな感じだ。
それでも首回りはあたたかくなるだらうからいいかな。
それも仕上がつてみないとわからないけれど。
Kingswood Cowl を編み終へると編むものがなくなる。
一玉あまる予定だつたのでお揃ひの糸で指なし手袋を編むつもりでゐたが、一玉まるまるはあまらない気がしてゐる。
それでも指なし手袋だつたら編めるかなあ。うーん。
なかなか手袋とマフラーとそろつたものといふのは作らないので(作ればいいのだが)、この機会にと思つてゐたんだがな。
最近、とにかく好きなことでもやる気にならない。
来月は国立劇場に中村吉右衛門の出る演目と片岡仁左衛門の出る演目とあるのだが、全然気持ちがもりあがらない。
最初に聞いたときはうれしかつたんだけどな。
バイオリズム的に、いまはしづんだ気分のときなんだらう。
さうかうするうちにきつとチケットもなくなつてしまふ。
気分が恢復してきたときにはもう遅いのだが、これまた仕方がないのだらう。
今日、新しい石けんを出してきた。
いままで十年ほど使つてゐた石けんではなく、もつと廉価な手に入れやすい石けんだ。
なぜ長くいこと使つてゐた石けんではないのかといふと、買ひはじめたころより価格があがつたからだ。
買ひはじめたころの三倍近い値段になつてゐる。
もう無理だなと思つて、別の石けんを買つてきた。
人は一度贅沢をするともとの生活には戻れないといふ。
さうなのかもしれない。
でも、物理的にもう無理と思へば、戻らざるを得ない。
芝居見物にしてもさうだ。
学校に通つてゐたころはもつぱら三階席で見てゐたけれど、自分で稼げるやうになつて、一階で見ることも増えた。
でもCOVID-19騒ぎの前は三階席に戻つて久しかつた。
最近はちよつとチケットが安いこともあつて、一階や二階で見ることもあるけれど、基本的に三階の席をとることが多い。
毛糸も買はなくなつた。
ちよつと買へないもんね。
自宅にたくさんあるからいいけどさ。
でも「これを編みたい」と思つたときに毛糸がないことは多い。
Don't Touch Your Face Cowl も Kingswood Cowl も、たまたま手元に編むのに適した毛糸があるからあめた。
今後は編みたくても編めないものばかりになるんだらうな。
創意工夫が求められる。
戦時下か。
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