去年の方がはかどつてゐた理由
腱鞘炎がだいぶよくなつてきた。
とりあへず手が握れるやうになつた。
まだ力を入れると痛いし、たまに指を折つただけで痛いこともあるけれど、たいした進歩だ。
そんなわけで、あみものはちよこちよこ進んでゐる。
去年の今頃にはおなじ日に編み始めたショールがとつくに仕上がつてゐたといふのにねえ。
去年は出勤してゐたのに、よくそんな編んでゐる時間があつたものだ。
出勤してゐるあひだは空調がきいてゐて躰が楽だつたから帰つてきてからでも編む余裕があつたのかなあ。
それとも、去年は睡眠時間を削つてゐただけだらうか。これはありうる。
去年のショールもいま編んでゐるネックウォーマもレース模様の一種で、どちらも一度覚えれば編み図を見なくて済む。
メリヤス編みの多い分ネックウォーマの方が楽なはずだが、ネックウォーマは段々目数が減つていくのでそのたびに一応編み図を確認するから遅いのかな。
ショールは最初は目数が少ない分、早かつたのかもしれない。
いづれにしても、いまできたところで出番はもつと先だ。
だいぶ涼しくはなつたけれどね。
あれだけ喧しかつたセミはどこに行つたのだらうと思ふほどだ。
秋の虫の声がするから雨が降つてゐるわけではないことはわかる。
日の暮れるのも早くなつたし、秋なのかなあ。
このネックウォーマを編んだあと、おそらく毛糸があまるはずだ。
お揃ひの色で指なし手袋でも編むかな。
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