来年こそは冷房を
涼しくなつたのだからタティングを、と思つて挫折してゐる。
確かに涼しくはなつた。
東北や北海道ほどではないけれど、氷まくらや扇風機に頼らなくても眠れた。
朝起きて、働いてゐても暑いといふ感じはしない。
だといふのに、タティングシャトルを手にタティングをはじめた途端、手のひらが汗ばんでくるではないか。
相対的に涼しいだけだからだ。
昨日まではとにかく暑かつた。
だから今日は涼しく感じる。
でも絶対的にはまだ暑い。
さういふことなのだらう。
二年前のいまごろは、タティンングレースのドイリーを作つてゐたらしい。
藤戸禎子の本が再販されて、それを見て初版(といふのだらうか)の表紙に載つてゐたモチーフといはうかドイリーといはうかを作つたのだつた。
なぜできたのだらうとちよつと不思議だが、職場で昼休みに作つてゐたからだらう。
職場は空調が効いてゐるからな。
空調なしに夏を越えられるのか。
毎年思ふことだ。
そして毎年なんとかなつてゐる。
だが、それも去年までの話で、今年はダメなのではあるまいか。
これも毎年思ふことだ。
とにかく、空調のないことにはなにもできない。
起きてゐてもただひたすら時間の過ぎるのを待つばかりだ。
来年の夏こそは冷房を新調しやう。
これまた毎年思ふことなのだつた。
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