7月の読書メーター
7月の読書メーター
読んだ本の数:2
読んだページ数:566
ナイス数:35
哲学塾の風景 哲学書を読み解く (講談社学術文庫)の感想
人の抱くような悩みはすでに過去の(偉)人が悩んでいる、と云われる。だが、ここに書いてあるような精読をしなけりゃならないとしたら、それでも過去の人の悩みを読むだろうか。読んだとして、参考になるんだろうか。哲学の本もそうで、読んで意味あるの? 多分ないんだろう。最初はむつかしくて挫折しそうになったが、途中から参加者の生徒さんたちのようすがおもしろくなってきて読み通すことができた。音読って大事なんだろうな。
読了日:07月09日 著者:中島義道
レトリックと人生の感想
時間はメタファーでしか語ることができないと云われている。最近は「時間というものはない」と云う説もあるし。未来は先、過去は後ろのことなのに、「二週間後」は未来で「先週」が過去なのは文化に根ざしたものだという。なるほど、異文化間コミュニケーションがむつかしいわけだ。終わりの方は欧米の哲学における客観主義への批判が熱い。これで索引がついていたら文句はないのだが、ついていたら分厚くなり過ぎてしまうのかな。
読了日:07月29日 著者:ジョージ・レイコフ,マーク・ジョンソン,渡部 昇一,楠瀬 淳三,下谷 和幸
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