生き延びるためのあみもの
Don't Touch Your Face を編み終へた。
中細毛糸で編んでゐたネックウォーマだ。
もちろんいますぐに使ふことは考へてゐない。
考へてはゐないが、洗つてからしまひたい。
だといふのにこの天気。
いつになつたら梅雨が明けるのだらう。
しかし梅雨が明けたとして、ここ数年の傾向を考へると、耐へ難い猛暑がやつてくる。
それはどうだらう。
いまでも十分暑いといふか蒸してゐるけれど、それをかるく上回る酷暑がやつてくる。
毎年、もうこの上の暑さには耐へられないのではないかと思ふ。
それでもなんとか生きてゐるけれど、それも偶然に過ぎないのかもしれない。
たまたま運がよくて、それで生き延びてしまつた。
それだけのことなのではあるまいか。
しかし、この暑さを耐へなければ Don't Touch Your Face を使ふこともない。
なんとか忍ばねば。
なんとか生き延びねば。
真夏を前に冬物を編むと、かういふ気分になれる。
長いこと編んでゐるが、はじめてそんなことを考へた。
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