エンドレス・タティングは不可能か
ひたすらあみものばかりしてゐるので、タティングレースとはちとご無沙汰してゐる。
一応、シャトルに糸を巻いたものは出かけるときには毎回持ち歩いてゐるのだが、そもそも出かけない。
また在宅勤務のターンに入つたからだ。
いま編んでゐる Don't Touch Your Face は、昨日も書いたとほり14段1模様で、5段メリヤス編みを編んで2段模様編みをするといふネックウォーマだ。
1段150目をひたすらメリヤス編みで編む。
これがなかなかいい。
これまでストップウォッチで測るときは1秒1目の壁を破れなかつたが、今回はじめて1秒に1目を超えることができた。
ストップウォッチで測らなければ多分超えてゐるときもあるんだと思ふけど、測ると思ふと緊張するんだらうね、多分。
Don't Touch Your Face を編んでゐて思ふことは、とにかく手を針からはなさずひたすら編むのが好きだといふことだ。
タティングレースでいへば、とにかくタティングシャトルから手をはなさずひたすら結ぶのが好き、といふことになる。
だが、実際はなかなかさうはいかない。
リングの糸を引き締めるたびにシャトルから手がはなれる。
実際にはシャトルを握つたままだけれども、ダブルスティッチがそこで途切れてしまふ。
おそらくは、シャトル一つに糸玉の構成で、シャトルでひたすら糸玉の糸を結んでいく、すなはちチェインだけで作れるやうな作品が自分にはむいてゐるのぢやあるまいか。
無論、さういふ作品もないわけではない。
Mary Konior の Tatting With Visual Patternsにさういふ作品がある。
藤戸禎子のビーズをあしらつたネックレスにもさういふ作品がある。
藤戸禎子のネックレスは何度か作つてゐるけれど、ビーズが入るせゐかそこでつながりが途切れる気がする。
では自分にはタティングレースは向かないのか。
うーん、どうなんだらう。
とりあへず、持ち歩いてゐるシャトルでは栞を作るつもりでゐる。
今度出かけるのはいつになることやら。
そして、そのときタティングをしてゐる余裕があるかどうか。
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