その後の腱鞘炎
去年のいまごろは左手の腱鞘炎に悩まされてゐたのらしい。
痛くなりはじめたのは二月くらゐのころだつたと思ふ。
左手なので、あみものをするのには不便はなかつた。
そして、いつのまにか治つた。
まあ、いつも見てもらつてゐる内科の医者に炎症を抑へる塗り薬を処方してもらつたりはしたけれど。
いまは右手の腱鞘炎に悩まされてゐる。
痛くなりはじめたのはやはり二月くらゐだつた。
医者に行かうと思つても、もう新型コロナウィルスの感染者が増えつつあり、医者に行くと却つてウィルスをもらつてきさうでおそろしくて行けなかつた。
入院しないと治らなくなる蜂窩織炎と、手遅れになつたら聞こえなくなるかもしれない耳の不具合とは、仕方がないので医者に行つた。
しかし、腱鞘炎が原因で死ぬとは思へないしなあ。
死ぬとしたら、どこかから落ちかけたときに咄嗟になにかをつかまうとして、腱鞘炎が痛くてつかめなかつた、とか。
包丁を握らうとしたら痛くて取り落としてみづからを刺してしまふとか。
そんなところだらうか。
それと、左手が自然とよくなつた、といふのがいけないんだと思ふんだよな。
右手もそのうちよくなるのではないか。
さう思つてゐたが、全然よくならない。
悪くなる一方だ。
利き手だからなあ。
左手は休めることもできるけれど、右手はなかなかさうもいかない。
お箸とかもうまく持てないんだよね。仕方がないけど。
いい加減医者に行くかと思つてゐたら、また感染者が増えてゐるしなあ。
日本は、「密」とやらを避けることで、すなはち疎になることで感染を抑へてきた。
それつて、疎でなくなるやうなことをしたらまたひろがるつてことだと思ふんだよね。
つまり、通勤電車がまた満員になるやうなこととかだ。
ニュースでは一生懸命「夜の街」とか曖昧でいやらしい云ひ方でそこだけが問題といふやうなことを強調したがつてゐる。
でも、実際に感染してゐる人数は、その「夜の街」の関係者以外の方が多いのだ。
緊急事態宣言の解除を自分の都合のいいやうに解釈してゐる人も多いやうだし。
さう考へると、なかなか医者には行けないんだよね。
整形外科とか、ちよつと患者が多さうだしさ。
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