四月五月のエンターテインメント事情
RollbahnのTagebuch+NotizbuchのLサイズをBullet Journal として遣つてゐる。
だいたい三ヶ月で一冊遣ふ感じで、四月から新たな手帳を使用してゐる。
あまり書けてゐないな。
さういふ印象だつたが、いま確認したら四月は五十ページ弱、五月はぴつたり五十ページ書いてゐたから、いいペースなんではないかと思ふ。
ロルバーンのTagebuch+Notizbuchはノートの部分が百六十九ページだからだ。
あまり書けてゐないなと思つた理由は、四月五月と芝居や映画、落語にまるで行けてゐないからだ。
だいたい手帳の大半は見てきた芝居や映画、読んだ本、聞いた落語についてのことで埋まる。
それがまるでない。
さう思つてゐたのだが、これまた見返すと、案外ちよこちよこ書いてゐるんだな。
Youtubeで見た歌舞伎座や国立劇場の三月歌舞伎のこととか、おなじくYoutubeで聞いた春風亭一之輔の落語のこととか、おなじくYoutbueで見たNational TheatreのFrankensteinのこととか、新国立劇場の巣ごもりシアターのトゥーランドットのこととか、思つた以上に書いてゐたのだつた。
歌舞伎座の「新薄雪物語」、よかつたよねえ。
Youtubeで見てゐるとは思へないほど胸に迫る場面があつた。
「詮議」と「合腹」は何度か見てしまつたなあ。
伊賀守の出を見守れる席と、ロイヤルシートと、取つてゐたんだよなあ。
見たかつたなあ、歌舞伎座で。
Frankensteinは、カンバーバッチ怪物版とミラー怪物版と両方見た。
配役が変はることで変はる解釈のおもしろさよ。
このあたりは文楽や歌舞伎で感じてゐるし、TVの「鬼平犯科帳」でも思ふことなので、両方見られてほんとによかつたと思ふ。
解釈といへばトゥーランドットだよなあ。
びつくりした。
途中から「あれ? あれ?」と思ふことはあつたけれども、まさかああなるとは。
一之輔は「粗忽の釘」のファンタシーなところと、メタな「ちはやふる」がよかつた。「ちはやふる」のあとはなんとなくおとなしくなつてしまつた気がして、「小三治め」と少々うらめしくなつてしまつた。
普段だつたら見られない見に行けないものを見ることができた。
これはありがたいことだ。
実際、Youtubeなどで芸を披露した人の中には、劇場などで演じることができるやうになつても動画配信の道も探つていきたい、といふやうなことを口にする人がゐる。
さうなつたらいいな。
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