整形できない
タティングレースのモチーフができあがつた。
藤戸禎子の英訳された本「Tatted Fashion (「タッチングレース(DIYシリーズ)) 」に載つてゐたショールの一部分である。
このモチーフやその他モチーフを何枚かつないでショールになつてゐる。
モチーフと書いたが、ドイリーといつてもいい作りだ。
糸はDMCのコルドネ・スペシャル#40 Blancを使つた。
久しぶりに使ふけど、やつぱりDMCのコルドネ・スペシャルはいい。
なんだかうまくなつた気がする。
#40の色糸がなくなつてしまつたことはほんたうに惜しまれる。
白い糸でタティングするのは久しぶりだ。
これまたいいものだ。
レースといへば、白、または生成。
もともとはそんな感じだつた。
タティングをはじめて、しばらくすると、そんな風潮はなくなつてしまつたやうに思ふ。
タティングレースの本に掲載される作品はあひかはらず白や生成が多かつたけれど、Webなどで見かける作品はそれ以外の色を使ふものが次第に多くなつていつた気がする。
いまでは白や生成以外の作品を目にする機会の方が多いのぢやあるまいか。
だといふのに、なぜDMCはコルドネ・スペシャル#40の色糸を作るのをやめてしまつたかなあ。
以前も書いたやうに、やつがれがタティングをはじめたころは、「国産のレース糸は褪色するけれど、DMCの色糸はしない」といふ噂があつた。
「噂」と書いたのは、実際に自分でためしてゐないからだ。
そんなわけで、色糸を使ふことには慎重だった。
そのうち、「褪色したらそれはそれで味ぢやああるまいか」と考へるやうになつて、現在に至る。
ところで、整形待ちのドイリーが三枚になつてしまつた。
RenulekのSpring Doily 2010と、Iris NiebachのEleonora、そして今回のモチーフといふかドイリーといふかである。
整形、苦手でね。
なんかうまくできないんだよね。
ピンを打つ手間を省くのがいけないとわかつてはゐるものの、どうにもならない。
とくにEleonoraはなんども作つては挫折してやつとできたものなので、整形したいのだが。
と、云つてゐる最中に水通しでもすればいいのか。
次回にはここで三枚のドイリーを紹介できるだらうか。
さて。
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