この秋冬のふり返り
連休中はせつせと冬物を洗つてゐる。
例年さうだ。
天気がよくからつとしてゐることが多いし、休みだからといふこともある。
この機会に衣替へをするからといふのもあらう。
この冬は、マフラーやショールの類を一枚しか編まなかつた。
編んだのはデンマーク風の馬蹄型の小さなショールだ。
くつ下毛糸100gをほぼ使ひ切つた。
デンマーク風のショールは以前から編みたいと思つてゐた。
ほんたうはもつと大きく編んで、デンマークの人がしてゐるやうにショールを胸のあたりで交差させて両端を背中で結ぶやうにしたい。
かうするとちよつとしたヴェストのやうになる。
くつ下毛糸100gだとそこまでは大きくならなかつた。
このショールは冬のあひだずつと使つてゐた。
暖冬だつたから、これ一枚で過ごせた。
例年、寒くなるとマフラーやショールを二枚重ねて使ふんだけどな。
それで巻物の類を何枚も編んでしまふといふこともある。
いひわけである。
このショールはくつ下毛糸で編んだので、洗濯機で普通に洗へる。
そこもいい。
首回りに結構汗をかくからだ。
この秋冬に巻物を一枚しか編まなかつたのはなぜだらうと考へて、ヴェストを編んだからだといふことに思ひ至つた。
映画「ボヘミアン・ラプソディ」でカメオ出演してゐるブライアン・メイが着てゐたヴェストを模して編んだものだ。
お手本にしたヴェストはあるけれど、ゲージとできあがりのサイズから必要な目数・段数を割り出して編んだ。
そのわりに襟ぐりや袖ぐりの深さは本物に近いし、我ながらうまくできたと思ふ。
このヴェストは、まだ肌寒いときなどに着さうな気がするので、とりあへず片づけずにおくつもりだ。
実際、三日ほど前にも着たところだし。
もう二、三枚洗ひたいストールやネックウォーマがあるのだが、あいにく連休中は天気がよくないのらしい。
どうしたものか。
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