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Monday, 18 May 2020

棒針編みのあみぐるみ

連休中、かたづけをしてゐてデビー・ブリスの『Toy Knits』を見つけてかたづけの手が止まつてしまつた。
購入したのはざつと20年は前のことだと思ふ。
ウサギとサルとブタとを編んで、いまはどれも手元にない。
ウサギとサルとはもともと人にあげるつもりで編んだものだつた。
ブタはたまたま遊びに来た母の友人にもらはれて行つた。バムセを小さくしたやうなブタで気に入つてゐたんだけども、好いてくれる人のもとに行つた方がよからうとも思つた。

『Toy Knits』は棒針編みのあみぐるみの本だ。
世の中で見かけるあみぐるみは大抵かぎ針編みである。
なぜかはわからないが、おそらくかぎ針編みの方が編んでゐる途中自分がどのパーツのどの部分を編んでゐるのかわかりやすいからだらう。
棒針編みでもわかりやすく編む方法もあるのだらうが、デビー・ブリスのこの本はさうではない。
編み方は全て文章で書かれてゐて、編み図はない。
脚を編んでゐるとわかつてゐても、ときに目を増やし、ときに目を減らし、なにを編んでゐるのか途方にくれることもしばしばだ。
だが、ひとたび組み立てるとちやんとウサギやブタになるんだなあ。
棒針編みの方がかぎ針編みよりも編み地が薄くやはらかくなる。
さうしたテクスチュアの違ひもおもしろい。

せつかく出てきたのだし、この中からなにか編んでみやうかなと思ふが、これといつた毛糸がない。
20年前の本だし、指定糸はすでに廃番になつてゐるものも多い。
あと、普段からあみぐるみなど作らないから、中につめる綿が手元にない。
こんなご時世だから買ひに行くといつてもなかなか、ねえ。
かといつて綿だけ通販で求めるといふのもちよつと気が引ける。送料の方が高くついたりしさうだし。

パーツだけ編んでおかうかな。
綿はあとで手に入れるとして。

あとはなにを編むか、だ。
クマか、ブタか、ヒツジかウサギ……
うーん、決まらない。

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