行きたいところに行けるのはいつ
昨日から新たな手帳を使つてゐる。
新しい手帳を使ひはじめるにあたり、古い手帳からあれこれ移行してきた。
Bullet Journal でいふところの migration 作業だ。
Future Logs や ToDo に書いてあつてまだ期日のやつてきてゐないもの、果たせてゐないもの、長期目標などなどを見返して、必要なものを新たな手帳に移行する。
長期目標といふと大げさだが、いつかしたいことのリストを見返しつつ新たな手帳にうつしつつ、「ああ、これが可能になるのはいつのことだらう」と思ひながらうつしたものがある。
どこかへ行く、といふ内容のものだ。
ひきこもり願望の強い方なので、それほど行きたいところがあるわけではない。
たぶん、人に比べたら少ない方なのではあるまいか。
それでも「金沢に行く」だとか「浜名湖に行く」だとか「フィラデルフィアに覗きに行く」などといふ項目がある。
「フィラデルフィアに覗きに行く」は、フィラデルフィア博物館にあるといふマルセル・デュシャンの遺作を見に行く、といふ意味だ。
デュシャン展があると、この「遺作」のレプリカのようなものが展示されることがあるのだが、やはり本物を見ないとね、と云はれて、一時はあきらめてゐたものをまたいつかしたいこととして復活させた。
いつ可能になるでせうね。
金沢といへば、石川県知事は「どうぞ来て」みたやうなことを云つてゐるといふが、このご時世ではムリだらう。
浜名湖もなー、夏と冬とは行つたことがあるんだけど、春や秋に行つたことがない。
世の中、すくなくともやつがれの周囲では「できるだけ出かけない」のがいいといふ意見が多数をしめてゐる。
だが職場には「え、来ないの?」といふ風潮がある。
いまはその風潮を背にして在宅勤務をしてゐるのだが、それはそれでなんとなくうしろめたいものがある。
さういやジョン・レノンに「Isolation」なんてな歌があつたな、と思ひ出し、おそらく中学生の時に聞いて以来、久しぶりに聞いてゐる。
太陽はいつまでも輝きつづけるだらうけれど、この世界はどうなの。
どうなのかなあ。
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