3月の読書メーター
3月の読書メーター
読んだ本の数:5
読んだページ数:1403
ナイス数:19
俳句は入門できる (朝日新書)の感想
云われてみると現在俳句をめぐる逸話が思いつかない。でもそれってこの本にも書いてあるけど、「ただでさえ俳句を作るというのは「その人は当事者じゃない」感のある行いだ。(p.39)」からということもあるのではないか。俳句にはどこかとても客観的なところがあるから。
読了日:03月01日 著者:長嶋 有
独学で歴史家になる方法の感想
日頃覚える疑問を解決する方法などないかと思って読んでみた。「こんなことを調べてみたらどうでしょう」という著者からの提案があったり随所に「これを調べてみる人はいませんか」という問いかけがあったりして、かえって気になることが増えてしまった。調べるかどうかは不明だけども。見かける自然科学系の論文にはほぼ単著がないけれど、歴史学とかならあるのかな。自分史ならあるか。一時自分史ブームだったことがあったように思うけれど、いまでもそうなのだろうか。
読了日:03月06日 著者:礫川 全次
Nabokov's Favorite Word Is Mauve: What the Numbers Reveal About the Classics, Bestsellers, and Our Own Writing (English Edition)の感想
米国と英国のハリー・ポッターのファンフィクション(二次創作)を比べると、米国の作品の方が「bloke」「blimey」「brilliant!」といった原作に出てくる英国味のある単語をたくさん使う傾向があるのだという。デジタル化された作品をPythonで解析したという。英語はスペースで単語がくぎれるからいいよなあ。日本語の形態素解析エンジンにもいろいろあるようだから、ちょっと試してみたい気はしている。再読。
読了日:03月13日 著者:Ben Blatt
日本近現代史講義-成功と失敗の歴史に学ぶ (中公新書)の感想
各人が各章を担当していて、やたらと大げさな表現を使う人がいれば、こなれていない文章を書く人もあり、といった感じだが、そういう方が目立つので全般的には読みやすいといえるのかもしれない。ただ、紙幅にかぎりのあるせいか、「えっ、いままでそんな話、してた?」と思うような結論もあったりはする。参考文献が豊富な点と索引があるところがいい。
読了日:03月22日 著者:山内昌之,細谷雄一
装丁物語 (中公文庫)の感想
カバー裏の決められた位置にバーコードが二つばっちり印刷されていて、著者が見たらさぞ嘆くことだろう。著者名と題名だけで「ああ、あのカバー」と思い出せる本が何冊かある。懐かしい。以前、新書版で読んだけれど、本屋で見かけてつい買ってしまった。買ってよかったと思う。バーコード以外は。
読了日:03月26日 著者:和田 誠
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