12月の読書メーター
12月の読書メーター
読んだ本の数:6
読んだページ数:2044
ナイス数:23
雪降る夏空にきみと眠る 上 (竹書房文庫)の感想
原題は「Early Riser」。なぜこんな覚えにくい題名になってしまったのかと恨まれてならない。翻訳もいまひとつこなれていない部分もあるし。でもジャスパー・フォードの本が翻訳されて、ほんとにうれしい。「ドラゴンスレイヤー」も翻訳されるらしいし。おそらくは題名が後から出たベストセラーに似ているせいで損をしている「Shades of Grey」も翻訳されないかなあ。サーズデイ・ネクストのシリーズの続きはむつかしいか。
読了日:12月03日 著者:ジャスパー・フォード
資治通鑑 (ちくま学芸文庫)の感想
編年体の史書を読みたいと思い再読。無茶とわかっていても全部読んでみたいよね。
読了日:12月08日 著者:司馬 光
雪降る夏空にきみと眠る 下 (竹書房文庫)の感想
サーズデイ・ネクストにしてもShades of Greyにしても実に世界がよくできていて、これも続篇とかないのかなと思う。もうないか。題名と表紙の絵とから「ジャスパー・フォードはライト・ノヴェル作家なのか知らん」と一度は思ったけど、やっぱり違う気がする。あとがきにShades of Greyの続きが出るとあったのが楽しみでならない。
読了日:12月11日 著者:ジャスパー・フォード
A Christmas Carol (Illustrated) (English Edition)の感想
「すし屋」の権太もそうなんだけど、いがみだったり偏屈だったり意固地だったりするんなら、それなりの覚悟を持っていてほしい。一生貫くくらいの覚悟が。スクルージは自分の葬式や死後をどうとらえていたんだろう。ああなるに決まってるじゃんねえ。もちろん、第一の幽霊・第二の幽霊に過去と現在とを見せられて改心したからという見方もできるが、それもちょっと違う気がする。まあでも、かく終わるのがこの季節らしくていいのだろう。
読了日:12月17日 著者:Charles Dickens
飛ぶ教室 (新潮文庫)の感想
佐藤亜紀の「スウィングしなけりゃ意味がない」を読んでからこの本を読み返したいと思っていた。時はいまクリスマス。絶好の機会と思い手に取った。
恥を知るということは、理想像を持っているということ。あるべき姿よりはあらまほしき姿がいい。
頭のいい子と成績のいい子が別、という人物造形にあらためて感じ入る。
読了日:12月25日 著者:エーリヒ ケストナー
在野研究ビギナーズ――勝手にはじめる研究生活の感想
在野研究者というとひとりでこつこつというイメージがある。実際のところはそうなのかもしれないけれど、このご時世、共同研究やそこまで行かなくてもなにかしら仲間のやうなものが必要なのかもしれないなあ。自分は研究がしたいのではなくて知りたいことを調べたいだけなのだということがわかった。ありがたい。
読了日:12月31日 著者:荒木 優太
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