前後の身頃を組みあはせる
ヴェストがどうにか形になつた。
糸端を全部始末してゐることを確認して切つてしまへばとりあへず着られる。
日曜日の朝、前後身頃をはぎあはせるところからはじめた。
まづ肩のはぎで苦労する。
参考にした編み方では、肩は伏せ止めすることになつてゐた。
中表にしてはぐと、表に微妙に響く。
三度ほどやりなほしてうまくいかなかつたので、ほどいて肩の部分だけ編みなほした。
編み方では引き返し編みはしてゐなかつたが、編みなほすときに引き返し編みにした。
それで three-needle bind-off ではいだ。
つぎに襟のゴム編みを編む。
Vネックなので前の真ん中は三目一度なのだが、モデルは真ん中ではぎあはせてゐるやうに見える、とは前回も書いた。
また、二、三編み方を参考にしたところ、いづれも真ん中の目の左右で二目一度をしてゐた。
さういふものなんだらうか。
悩んだ末、結局三目一度にした。
うーん、やつぱりちよつと真ん中の目がゆるむだらうか。
アイロンかければなんとかなるかな、と思つたが、スチームがきかないのでそのままになつてゐる。
つづいて脇のとぢだ。
いつになく丁寧にとぢたものの、やつぱりちよつとつれちやつたな。
片方の脇をとぢた時点で、先週書いたWendy KnitsのWendyさんがなぜ脇をとぢるセーターの方が好きなのか、よくわかつた。
形が決まるんだよね、輪に編んだセーターに比べて。
でも脇をとぢるのは苦痛だ。
どうしたものかね。
袖ぐりのゴム編みにはとくに問題はなかつた。
目を拾ふのが大変だつたのと、案外円周が長いから目を止めるのに苦労したくらゐか。
今回ヴェストを編んでゐて、案外くつ下を編むことで身につけたことが役に立つな、と思つた。
減らし目増し目にしてもさうだし、ゴム編み止めや引き返し編み、たた&たた夫さんのくつ下を編んでゐれば段から目を拾ふこととか、あれもこれもくつ下を編んでゐるときにやつたことばかりだ。
くつ下を編んでゐてやらないことといつたら脇のとぢくらゐか。これもくつ下を輪に編まずに平たく編んで最後にとぢるやうにしたらやることになる。
そんなことはやつたことないけれども。
今年はできればもう一枚ヴェストを編みたいと思つてゐる。
たた&たた夫さんのヴェストを編みたい。
でも手持ちの糸だとすべり目とかにした場合、暑くなりすぎるかなあといふ懸念がある。
もう一枚編んだら今回の教訓を生かせる気がするんだよね。
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