Double, Double, Toil and Scrabble
iPhoneのアプリケーションのWord Masterを再開した。
Word MasterはScrabbleのやうなゲームだ。
Scrabbleはボードゲームだ。
プレイヤはアルファベットを一文字一文字書いたタイルを七つ持つ。どの文字が来るかは来てみないとわからない。
碁盤目状のボードの上に単語になるやうタイルを置いていく。
語彙力がある方が有利なのはもちろんだが、文字には使用頻度によつて点がつけられてゐて、さらにはボード上には文字のタイルを置くと得点を二倍や三倍にするマスがいくつかあり、ボードゲームとしての性質もある。
語彙力試しとボードゲームとしての先読みと運の性質とを持つたおもしろいゲームだと思ふ。
ここのところiPhone相手に勝てるやうになつてきた。
Easyモードで、といふところが情けないが事実である。
遊んでゐると、EasyモードとはいへiPhoneの語彙力の方が圧倒的に上だ。
こんな単語、自分には思ひつかないよ、といふやうな単語をいくつもくり出してくる。
それでゐて負けずにゐられるのは、先にも書いたボードゲームとしての性質があるからだ。
iPhoneも得点の高くなるマスには得点の低い文字しか置けないやうに文字を置く傾向がある。
だが、Easyモードだからだらう、そんなに手強くはない。
こちらは足りない語彙力を補ふために得点の高くなるマスにできるだけ点の高い文字を置くことに腐心する。
結果、際どいところで勝てる、といふ寸法だ。
本来は、先のことも見据ゑて単語を作るべきなんだらうが、そこまでには至つてゐない。
その前に語彙力をなんとかしろよ、といふ話だ。
Scrabbleには以前から興味があつた。
ただ語彙力がないので遊べないと思つてゐた。
去年、映画「ボヘミアン・ラプソディ」を見てゐたら劇中Scrabbleに興じるやうすが出てきた。
それでWord Masterを落としてきた。
遊ばなくなつたのは、電池の消耗が激しかつたからだ。
Word Masterに限らず、ゲームアプリケーションはどうも電気を使ふやうに思ふ。
Scrabbleはそれなりに時間のかかるゲームだし、外で遊ぶのには適してゐない。
さう判断して、最近自宅に置きつぱなしにしてゐるiPad miniにWord Masterを入れてみた。
つひつひ遊んでしまつてよくない。
英語の語彙力のためといふ名目もあるから云ひ訳もできるからさらによくない。
よくないとわかつてゐて遊んでしまふのがゲームといふものなのだらう。
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