こんなこともあらうかと
先週は暑かつた。
真夏の蒸し暑さはないものの、暑いことにかはりはない。
そんな中、「世界の伝統柄を編む ミニチュア ニットコレクション」といふ本を紹介された。
22cmドールに着せられるサイズだといふ。
買ふでせう。
我が家のおリカのために買ふでせう。
そして買つたら編むでせう。
と思つたが、本で使用されてゐる編み針はビーズ手芸用の細い針が多い。
ビーズ編み用の細い針も持つてゐたはずだが、あれは編みづらかつた記憶がある。
そこで思ひ出した。
さうだ、Addi の USサイズ#000の棒針を持つてゐたはずだ。
もう何年も前に買つて、封も切らずにそのままになつてゐる。
買ふときも、「買ふとして、いつたい何に使ふんだらうなあ」と思ひながら買つた。
そんな状態でなぜ買つたのかといふと、お道具といふものはいつなんどき使ふことになるかわからないからだ。
ある日突然#000の編み針が必要になつたとして、手元になかつたら編むことができない。
備へあれば憂ひなし、とも云ふ。
真田志郎風にいへば「こんなこともあらうかと」だ。
今回はまさに「こんなこともあらうかと」だつたなあ。
USサイズの#000は1.5mm。
本の針のサイズとまつたくおなじといふわけではないが、0号針(日本サイズは2.1mm、USサイズは2mm)で編むよりはマシだらう。
Dane Shawl を編んであまつたくつ下毛糸で本に出てゐるガーンジーセーターを編み始めてみた。
さすがAddiの針は編みやすい。
今週も暑い日があるといふし、しばらくはこんなことをしてゐる気がする。
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