限定品という呪文
ぺんてるプラマンの40周年限定色を買ひ足してしまつた。
買はないとすでに持つてゐる限定色を使はないと思つたからだ。
プラマンの限定色は、バーガンディ、ブルーブラック、オリーブグリーン、ダークグレイ、ターコイズブルー、セピアの六色だ。
いづれもいい色で、使へる色ばかりだ。
いまはダークグレイをペンジャケットに入れて使つてゐる。
とても書き心地がいい。
でもなぜだかあまり使ふ気にならない。
だつて、使ひ切つたら、もうおなじものは手に入らないでせう。
とくに使ひ勝手のよいブルーブラック、普段手帳によく使ふ色に近いバーガンディやオリーブグリーン、六色の中ではひとつだけ明るい色合ひのターコイズブルーは、もつたいなくて使へない。
使はずにただとつておくだけの方がもつたいない。
もつともだと思ふ。
でも、理性では割り切れないものがあるんだなあ、残念ながら。
そんなわけで、バーガンディ・ブルーブラック・オリーブグリーンの三色セットとターコイズブルーを買ひ足してしまつた。
だつて店頭に並んでゐたんだもの。
買ふでせう、さうしたら。
買つたからには、先に買つたペンをがんがん使ふ……といきたいところだが、「限定色」といふ呪文が強すぎて、なー。
もう「限定」なものは買はないことにするしかないか。
と、心にもないことを書いておく。
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