如何に編み終へるか
Dane Shawl も最後の段を半分編んで伏せ留めをすればいいところまできた。
夕べ編みながら考へた。
このまま一気に伏せ留めまで終へてしまふか。
さうしたら朝起きてすぐ水通しができる。
かつて、さう考へて一気に編まうとして失敗した過去が脳裡をよぎる。
最初のころはセーターだつた。
2枚目の袖が編めた。
このままとじ合はせてセーターとしての形は完成させてしまはう。
ところがここからが長いんだな。
早くセーターとしての形をみたいといふ気持ちがいけない。
なかなかとじ合はせられなくなる。
それでなくてもとじ合はせは苦手だし好きではない。
そんなわけで、結局夜のうちには完成できず、徒労感だけを抱へて布団に入ることになる。
学校に通つてゐるうちはそれでもよかつたけれど、働きはじめると平日にはなかなか時間が取れなくて、完成は次の週末を待つことになる。
さういふ経験を積み重ねて、といふほど編んではゐないけれど、完成は急がないやうになつた。
すくなくともセーターなどの大物はね。
あとショールなどのやうに伏せ留めの長いものもさう。
くつ下のやうに伏せ留めするにしてもさして大した長さはないし端糸も基本的には編みはじめと編みおはりだけといふやうな場合はまた別で、一気に完成形までいくけれども。
編み方指南の本はいくつもある。
でもかういいふのつて個人差もあるし、何度か編んでみないとコツといふはうかノリといはうかがというのはつかみづらいといはうか、つかめない。
ところで毛糸の残りが心もとない。
何度も経験してゐるはずなのに、どうしていつもかうなるかな。
ま、たまには「毛糸、足りないかも!」などとハラハラするのも一興か。
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