夏のひとりカラオケ
八月の振替休日に、ひとりでカラオケに行つてきた。
ひとりカラオケにはもうせん興味があつた。
オタマトーンだとかウクレレだとかを練習したいが、家でするには隣近所に迷惑な気がする。
最近では楽器をカラオケに持つて行つて練習する人もゐるらしいし、カラオケ店のWebページなどを見るとそれを推奨してゐるところもあるやうだ。
それに、とにかく暑かつた。
暑さをしのぎに行くところとして、カラオケ店はいい気がした。
さらには、イギリス旅行が控へてゐた。
はじめての海外ひとり旅が不安で、「ひとりでカラオケにも行けずになんの海外ひとり旅!」といふ我ながらわけのわからぬ理屈でひとりカラオケに行つてみることにしたのだつた。
結論から云ふと、ひとりカラオケ、いいぢやん、である。
とりあへず、楽器は持つていかなかつた。
今回は様子見のつもりだつた。
代はりに書きものはいろいろと持つて行つた。
まづカウンタに行くと、親切にいろいろと説明してくれるのではじめてでも大丈夫だつた。
ドリンクバー的なソフトドリンク飲み放題のオプションをつけてみたが、二時間くらゐなら不要だな、と思つた。
暑さしのぎといふことで空調はといふと、これがすこぶるいい。
部屋にエアコンとリモコンとがあるので、自分で好きに設定を調節できるからだ。
寒すぎるなと思つたら設定温度を上げ、暑すぎるなと思つたら下げる。
自由自在である。
しかも部屋がそんなに広くないからエアコンの効きもいい。
せつかくなので書きものもしてみた。
これはちよつとやりづらいかもしれない。
カラオケ店のソファやテーブルといふのは、書きものをするにはちよつと低いんだな。
どの店もさう、と断言はできないが、数少ないカラオケ経験から云ふと、全体的にソファもテーブルも低めな印象がある。
仕方がないので、膝にかばんをおいて、その上にノートを載せて書いてみた。
いま主に使用してゐるのは Rollbahn だから表紙がかたい。下が多少がたがたしてゐても気にせず書ける。
ただ、やはり書きものには向かないかもなあ。
なにかしら工夫がゐると思ふ。
今回行つたカラオケ店では、曲によつては本人が歌つてゐる(「カラオケ」の意味、わかつてる?)ものもあつて、さういふのを選んで流しながら書きものをするといふのもいいかもしれない。
歌もちよこつと歌つてみた。
このカラオケ店ではタブレットで歌ひたい曲を検索して設定することができた。
かんたん。
以前は分厚い電話帳(といつて通じるのかどうか)のやうな一覧を見て歌ひたい歌の番号を探して入力する、みたやうなやり方だつたよなあ。
え、いつの時代の話かつて?
それくらゐカラオケには縁遠いのだよ。
スピーカやマイクの音量、音程の上げ下げなどもタブレットからできる。
世の中、確実に進歩してゐるのだなあ。
といふわけで、ひとりカラオケにはそのうちまた行きたいと思つてゐる。
次回はオタマトーンかウクレレを持つて行きたいかなあ。
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