あまり結べてゐない
先週の火曜日から日曜日まで旅に出てゐた。
行き先はロンドンだつた。
昨日、毛糸はなにも買はなかつたと書いたが、タティングレースものもなにも見に行つてゐない。
ヴィクトリア&アルバート博物館に行くと、織物とかあみものとかレースとかをたくさん見られると聞いた。
しかも、コンスタブルの絵のうちやつがれの好きなものはそこにあるといふ。
だが、今回はV&A博物館も見送つた。
ロイヤル・アルバート・ホールに足をのばしてゐながら、だ。
しかもロイヤル・アルバート・ホールは外観を見ただけなのにも関はらず、である。
まあ、そのお隣のインペリアル・カレッジ・ロンドンも見に行つたわけだけどもさ。
でも、タティング道具は持つて行つた。
糸を巻いたタティングシャトル二つを濱野のがま口に入れて持つて行つた。
飛行機の中や宿など、時間のある時にちよこちよこ結ぶつもりでゐた。
旅先へは、たいていタティング道具を持参する。
持ちはこびやすいし、我を失つたときに平常心に戻れる効果があるからだ。
今回はほとんど結ばなかつたなー。
飛行機の中は暗くなるし(手元の明かりをつければいいのかもしれないが、これつて案外周囲の人にも影響するんだよね)、宿では疲れ切つてゐてなにもできないやうな状態だつたし。
ブレッチリー・パークに向かふ電車の中でちよつと結んだくらゐか。
これから行くところだからまだ気力も体力もあつたし、車窓を眺めながらのタティングといふのもいいものだ。
でも、久しぶりだつたせゐかあんましうまく結べなくてなー。
とほほな気分になつてしまつて、あまり結べなかつた。
帰りはもう疲れちやつてなにもする気にならなかつたしね。
次に行くときがあつたら、今度は手芸用品の旅にするかなあ。
V&A博物館にも行くことにして。場所もだいたいわかつたしさ。
ほんたうに行く機会があつたら、だけれどもな。
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