タティングシャトルをよくなくす
よくものをなくす人がゐる。
さうでない人にはおそらく理解できないと思ふが、さういふことはある。
Yarn Harlot aka Stephanie Pearl-McPheeはテープメジャーをよくなくすと書いてゐたやうに記憶する。
「えー、テープメジャー?」と思つてゐたら、先日テープメジャーが見つからないといふ事態に陥つた。
幸ひなことにすぐに出てきたけれど、それ以来テープメジャーといふものはなくなるものであると認識するやうになつた。
ちなみに、いつもは右側の手芸用具入れに入れてゐたのに何かのはづみで左側に入れてゐたのが敗因だつた。
自分がよくなくすものはなんだらう。
いろいろ考へてみたが、もしかするとタティングシャトルかもしれない。
クロバーの鼈甲風タティングシャトル(いまではさうは云はないのかもしれないが)は、いくつ買つたかわからないくらゐだが、どうも手元にはそれほどない気がする。
どこに消へたのだらう。
おなじクロバーの色付きのシャトルはそんなことないんだけどな。
色付きで五つセットで売られてゐるシャトルはいままで三セット買つたことがあつて、いづれも行き先はわかつてゐる。
二セットめは色が増えたから買つて、三セットめはその前に遣つてゐたシャトルの角が豪快におれてしまつたりして遣ひづらくなつたから買つた。
それと、木製のものとかちよつと特殊なタティングシャトルはなくしてはゐない。
一時なくしたかと思つて青くなつたこともあるが、ちやんと出てきた。
といふことは、クロバーの鼈甲風シャトルに限つてなくしやすいといふことだ。
なぜだらう。
タティングをしはじめたはいいものの、途中で挫折してそのまま忘却の彼方に行つてしまつたのだらうか。
多分さうなんだらうな。
鼈甲風シャトルは二つセットになつてゐて、片方に金、もう片方には銀のシールが貼つてあつて、二つ遣ひがしやすいんだよね。
あと当時出てゐた五色のシャトルは色があまり好きではなかつた。
でもシャトルを四つ一度に遣ふ作品を作つてみたくて買つた。
つまり、あまり積極的に遣ひたいタイプのシャトルぢやあないといふことだ。
さう考へると、鼈甲風シャトルは手に入れやすくて遣つてゐてもちよつと嬉しいし、そんなんでつひ買つては遣つてゐるうちにどこかに行つてしまふ、とか、さういふ感じなのかなあ。
なにしろどこかに失せるメカニズムがわからないのでどうしやうもない。
いづれにせよ、お道具はもつと大切にしなければ。
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