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Monday, 06 May 2019

ゲージより楽しさを取る

この連休中、かぎ針編みのヴェスト用にゲージを取つてゐた。
編まうと思つてゐるのは「美しいかぎ針編み 春夏27 」に掲載されてゐるエミーグランデで編んだネット編みのヴェストだ。
まづは指定の2/0号で編んでみた。
……全然指定のゲージと合はないんですけど。
棒針編みだとあんなに手のゆるい自分が、かぎ針編みだとどうしてこんなにきつくなるのか。

仕方なく3/0号で編んでみたが、それでもまだきつい。
あまりゲージの関係ないものだつたらこれでよしとするのだが、ゲージにかなり左右されるデザインだと思ふんだよね。

南無三、と思ひながら4/0号で編んだところ、だいぶ指定のゲージに近づいた。

だが、編んでゐて楽しくない。
どうも4/0号だとかぎになつてゐる部分が大きすぎて、ループの中に糸を通すときにひつかかりやすいんだな。
棒針編みだと中細やときには極細を6号針で編んだところでどうといふこともないのだがなあ。
かぎ針編みにはこんな落とし穴があつたか。

なにをいつてもヴェストである。
しかもエミーグランデだ。
かなりの期間かなりの量を編まねばならない。
楽しくなかつたらつづかない。

さう判断して、2/0号針で編むことに決めた。
自分のゲージを元に目数や段数を計算しなほして編むことにした。
当初の想定よりもかなり大量に編むことになるが、まあ、自分で選んだことだから。

「もうかぎ針編みで着るものなんか編まない!」とか、半ば涙目だが、でもまあ糸の色も気に入つてゐるし(指定の色ではなくて、486といふ紺色がかつた灰色で編んでゐる)、2/0号針は好きだし、なんとか完成できるといいなあと思つてゐる。

 

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