好きなものはすぐわかる
かぎ針編みのヴェストを日々ちまちまと編んでゐる。
だが、全然進んでゐるやうには見えない。
前身頃と後ろ身頃ろとをつないで編んでゐるからだ。
しかも、毎段増し目がある。
増えないよな、そりや。
しかし、毎日編んでゐればいつかはできあがる。
さう信じてちまちまちまちま編んでゐる。
ところで、今年の夏号の「毛糸だま」にブリューゲルレースの作品が掲載されてゐると耳にした。
本屋に行つたをり、ちらつと中を覗いてみた。
夏号の特集はウェディングドレスだ。
結婚式に着たり身につけたりするものが冒頭に掲載されてゐる。
花嫁用がメインだが、披露宴に出席する人用のものもいくつかある。
中でもちいさな女の子が着るドレスが可愛かつたなあ。モデルが可愛いのかもしれないが。
あと、新婦の父の着るヴェストなんかもちよつとよかつた。
絶対使はないけど、レースの指なし手袋にも編み心をそそられる。
ほかのページもざつと目を通して、「あー、これいいなあ」と思つたストールがブリューゲルレースだつた。
うむ。
好きなものはちらつと見ただけでわかるんだな。
ブリューゲルレースとは、かぎ針編みで細くテープ状のものを編んで、ところどころ脇に作つたループなどをつないでカーヴを作るのが特徴かと思ふ。
何段編んだらいくつのループをつなぐのか数へ間違ふことも多いが、なんとなく好きなレースの種類のひとつだ。
昔はブリューゲルレースだけで一冊レースの本が出てたんだがなあ。
最近とんと見かけない。
「毛糸だま」、買つてみるかなあ。
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