5月の読書メーター
5月の読書メーター
読んだ本の数:5
読んだページ数:1589
ナイス数:24
墨攻 (文春文庫)の感想
「エピクテトス」にちょっと似たところがあるかなと思った。いわゆる「ストイック」なところが。この小説にしても「エピクテトス」にしても、主人公は他人からは理解不能の気持ちの悪い存在と思われたりする。人間らしい(と気持ち悪いと思う人たちの思っている)感情や言動が見られず、自分の信じるところに従っているからか。それには相応の代価を払うことになるわけだが、こういう生き方ができたらと思わないでもない。
読了日:05月01日 著者:酒見 賢一
Early Riser: A Novel (English Edition)の感想
人が冬眠する世界の物語。舞台設定もおもしろいけれど、「なにが本当なの?」という話の展開にも引き込まれる。翻訳してほしい。
読了日:05月21日 著者:Jasper Fforde
時空のからくり 時間と空間はなぜ「一体不可分」なのか (ブルーバックス)の感想
八っつぁん熊さんが賢すぎる。なぜ八っつぁん熊さんなのだろう。著者が落語好きなのだろうか。わかる人が「わからない人向けにわかるように書こう」とするとこうなるのかな、とも思う。再読する予定。
読了日:05月24日 著者:山田 克哉
宇宙の「果て」になにがあるのか 最新天文学が描く、時間と空間の終わり (ブルーバックス)の感想
同じような内容の本を二冊ほど読んできたのでわかるような気もしつつ、やっぱりわからない。ガンダムやあしたのジョー、スターウォーズのネタをちらほらとちりばめつつ、そこはかとなく基礎研究の大切さを感じ取れたところが好感度高い。
読了日:05月29日 著者:戸谷 友則
会計の世界史 イタリア、イギリス、アメリカ――500年の物語の感想
なぜ会計のことがよくわからないのか、少しわかった。まず最初にプラスとマイナスという概念がなかったせい。減価償却の話のところで東芝も新たな会計処理を生み出していればよかったのに、というようなことが書いてあって、つまり減価償却は当時の常識から考えたら不適正会計だった、ということか。同じようなことはたくさんあるんだろう。わかりにくいわけだ。
読了日:05月29日 著者:田中 靖浩
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