栞大好き
タティングレースにおける栞は、あみものにおけるくつ下と似てゐるのかもしれない。
あみものにおけるくつ下とは、こものだがいろいろ楽しめる、といふことだ。
ただ編むだけではなく、はぐ必要があつたり増減目があつたりする。
メリヤス編みだけで編むこともできるし、複雑な模様を使ふこともできる。
タティングレースにおける栞も同様だ。
極々かんたんなリングだけを連ねたものでも栞になるし、スプリットリングやモックリングを使つたちよつと複雑なエジングでも栞になる。
シャトルに巻いた糸だけで作れる栞もあれば、シャトルを四つ使ふやうな栞もある。
エジングだけでなく、モチーフを作つてタッセルを足してもいいし細いブリッジをつなげてもいい。
二色遣ひも楽しいし、セルティックタティングの栞なども趣深い。
あみものにおけるくつ下もタティングレースにおける栞も、なにか新しいことをちよつと試してみたいときに向いてゐるのだ。
くつ下も何足も編んだし、栞もいくつも作つた。
どちらもそのうちいくらかは使つたし、残りはまつたく手つかずのままだ。
栞は人にあげたものもある。
贈り物の彩りに加へるのにちやうどいい大きさだからだ。
おなじ栞を色違ひや糸の太さ違ひでいくつも作つておくのもおもしろいかと思ふ。
さうか。栞か。
作るかな。
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