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Wednesday, 27 March 2019

映画「ボヘミアン・ラプソディ 」の応援上映に行く

結局、いまだに映画「ボヘミアン・ラプソディ」を見に行つてゐる。
応援上映会に行くことにしてゐる。

「ボヘミアン・ラプソディ 」の応援上映会では、基本的には字幕として歌詞の出てくる場面では一緒に歌つてもよく、コスプレもありだつたりする。
通常の上映では歌詞の字幕は表示されないが、応援上映会のときは表示されるやうになつてゐる。
その他、迷惑にならない程度に声をかけてもいいことになつてゐたり、LIVE AIDの場面では立ち上がつてもよかつたり、映画館によつてはライヴ場面だつたら立つてもいいことになつてゐたりもする。

応援上映会といふのは以前からあつて、「マッドマックス 怒りのフューリーロード」だとか「ベイビー・ドライバー」のときは行きたいと思つてゐたのだが、日程が合はず果たせなかつた。

はじめて応援上映会に行つたのは、11/20のことだつたと思ふ。
このときは誰も歌つてゐる人がゐないやうな感じだつた。
次にフレディ・マーキュリーの命日である11/24の応援上映会に行つた。
この回は日程も日程だけにかなりもりあがつてゐたし、チケットをとるのも大変だつた記憶がある。
一旦はこれで映画を見るのをやめやうと思つてゐたのが、IMAXだとかDOLBY ATOMOSだとかScreen Xだとかいろいろな上映形式が気になつてまた見始めたのが十二月の下旬のことだ。

応援上映会には一月以降、行くやうになつた。
ところは川崎チネチッタである。
川崎チネチッタではLIVE ZOUNDといふサウンドシステムを有してゐて、適切な調整をして上映してゐる。
現在では「Synchronized Miami-Wembley Version」と題して、LIVE AIDでのマイアミ・ビーチの行動に合はせて音が変はるやうになつてゐて、より臨場感を覚えることができるやうになつてゐる、とのことだ。

ほかの映画の応援上映会がどうなつてゐるのかはよくわからないが、「ボヘミアン・ラプソディ」に関して云ふと、ほぼライヴのやうに感じる。
川崎チネチッタの応援上映会ではライヴの場面ではスタンディングOKだからといふのも大きい。映画を見に行つてゐるのか、演奏を聞きに行つてゐるのか、曖昧なところがある。

とにかく、20世紀FOXのファンファーレからすごい。
パーカッションの音からして重厚で、腹にずんと来る。
つづくギターの音も違ふ。最後の方の「ばびゅん」としか表現できないやうな音などはまるでスーパーマンのやうなものが飛んでいきそうな勢ひだ。

で、この音が時によつて違ふ。
座る位置によるのかもしれないし、客の入り加減にもよるのかもしれない。
あるいは時々微妙な調整が入つてゐるのかもしれない。

これまでも何度か通つた映画はあつたけれど、そのときによつてこんなに音が違ふやうに感じる映画はなかつた。

客の反応も毎回違ふ。
いつもよりノリがよかつたり、声援が多かつたり、立つ人が多かつたり、そのときによつてさまざまだ。
これもまたおもしろい。

妙な話、「今日の演奏は速いね」「今日はゆつくりだね」といふこともある。
これは確かブライアン・メイが云つてゐたことだと記憶する。
フレディの映像に合はせて演奏する、その時に、おなじ映像と一緒に弾いてゐるはずなのに今日のフレディはちよつと速いとかゆつくりだとか、さう感じることがある、と。
「ああ、かういふ感覚かー」と、何度か通ふうちに悟つた。
実際に速かつたり遅かつたり、あるいはさう感じたりするのはこちらのはずだ。でも、なんか、違ふんだよね。
「まさにライヴ」といふのはさういふところだ。何度も通ふその訳もここにある。

と云ひたいところだが、理由は実はほかにもある。それはまたの機会があれば。
 

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