糸が足りない
なんだかひどくのびのびとした気分になつて、思はずタティングで栞を作りはじめてしまつた。
Mary Konior の「Tatting With Visual Patterns」から大きい十字架の栞に着手した。
のびのびとした気分だからだらうか、なんだか楽しく作れるぢやあないか。
楽しく作れはするものの、目が揃はないし、リングの大きさもまちまちで、ちよこちよこ気分をそがれながらも、あと少しといふところまできた。
のこりクローバー1と2/3といふところで、シャトルに巻いた糸がなくなつてしまつた。
どうしたものだらう。
シャトルに糸を足して完成させるか。
それとも目も不揃ひでリングの大きさもさまざまなものなど、途中でやめてしまふか。
やめちやはうかな。
さう思ひつつも、完成させることに意義があるとも思ふ。
なぜやめてしまはうかと思ふかといふと、糸を接ぐのがめんどくさいからだな。
実際はスティッチを作りながら糸端を始末していくのだからそんなに手間ではない。
どちらかといふと、残りどれくらゐ糸が必要かといふ方が問題かもしれない。
あまりシャトルに糸を巻きすぎても残ると始末に困る。
といふのはすべて云ひ訳で、えうはもうやりたくないのかもしれない。
完成させることがめんどくさいといふか。
といふことは、やらなければ、といふことだな。
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