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Friday, 01 March 2019

2月の読書メーター

2月の読書メーター
読んだ本の数:6
読んだページ数:1984
ナイス数:20

シネマほらセットシネマほらセット感想
架空の映画館で上映される架空の映画の紹介文。映画は架空だが俳優・監督・その他スタッフはみな実在の人物ばかり。想像しては思わず吹き出しそうになること一度ならず。アンソニー・パーキンス亡き後の「サイコ」をピーター・フォンダが演じて寅さん風になったり、オードリー・ヘップバーンの映画を滝沢秀明でリメイクしたり。それでいて著者があとがきで書いているように映画批判にもなっている。
読了日:02月01日 著者:橋本 治
現代暗号入門 いかにして秘密は守られるのか (ブルーバックス)現代暗号入門 いかにして秘密は守られるのか (ブルーバックス)感想
なぜ人が「素数、素数」とたくさんそうに云うのか、その一端がわかった気がする。
読了日:02月04日 著者:神永 正博
Professor at Large: The Cornell Years (English Edition)Professor at Large: The Cornell Years (English Edition)感想
creative であるには時間的にも空間的にもゆったりとした状況を作ること、リラックスしてユーモアを忘れないこと。同じことを述べた本も多いけれども、今まで読んだ中では一番納得できた気がする。同調圧力というのはどこにでもあるものなのだなあとも思った。宗教・心理学・映画に関する話が特に興味深い。コーネル大学での講義録という形で読みやすい。
読了日:02月16日 著者:John Cleese
キッド・ピストルズの冒瀆 パンク=マザーグースの事件簿 (光文社文庫)キッド・ピストルズの冒瀆 パンク=マザーグースの事件簿 (光文社文庫)感想
その昔NHK教育ラジオの「基礎英語」で毎週土曜日にマザー・グースを一編づつ紹介していた。そこだけ熱心に聞いていたのはミステリと少女まんががあったからだ。そこで得たものは、この本の巻末エッセイにあるようなナンセンスと狂気だったのかもしれない。あの時、ちゃんと聞いておいてよかった。だってこのおもしろい本をさらにおもしろく楽しむことができるのだから。
読了日:02月21日 著者:山口 雅也
論語 増補版 (講談社学術文庫)論語 増補版 (講談社学術文庫)感想
自分が儒教的教えだと思っていることとは違うことを云っているところがどうしても目につく。「ベンチがアホやから野球でけへん」に近いようなこととか。君主がダメだったらさっさと野に下れと云っているわけだが、それって、お勤めしてなくても暮らしていけないとできないわけで、なかなかむつかしい。
読了日:02月24日 著者:加地 伸行
音律と音階の科学 新装版 ドレミ…はどのように生まれたか (ブルーバックス)音律と音階の科学 新装版 ドレミ…はどのように生まれたか (ブルーバックス)感想
気の迷いから楽典を読んでいて、ちょうどよい機会だと思いこの本も手に取ってみた。並行して読むのにいい本だと思う。自分が中学生のときは授業でコード進行を習わなかったように思うのだが、忘れているだけなのだろうか。当時芸能雑誌の付録だった歌の本を見てコード進行というものを朧げに知ったくらいだった。あの時この本があればもっと理解も進んだろうに。
読了日:02月28日 著者:小方 厚

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