タティングと左手の中指
左手の中指の腱鞘炎がタティングに及ぼした影響は、ほとんどない。
タティングは左手に糸をかけ、タティングシャトルをくぐらせることで糸を結ぶ。
このとき、左手の中指を動かして糸をたはませて結び目を作る。
したがつて、左中指が痛くなつたときに、「このままタティングはできなくなるのではあるまいか」と不安になつた。
腱鞘炎の所以はタティングではないかと疑つたくらゐだ。
だがどうもさうではないやうだつた。
かぎ針でレース編みをするときには痛い中指も、タティングのときはさうでもない。
タティングをする時は思つたほど左手の中指を動かしてゐないやうだ。やつがれは、ね。
少なくとも腱鞘炎の痛みが出やすい指を曲げるやうな動作は少ないらしい。
それで結び目がうまく芯糸にうつらなくて失敗することがあるのかな。
さうも思つたが、さうさう起こることでもない。
頻発するならそのせゐだらうが、気になるほどしよつ中発生するわけではない。
そんなわけで、去年のいまごろ、当時は原因不明の左中指痛を覚えるやうになつたころも、「最悪、かぎ針でレース編みをするのはあきらめても、タティングレースがあるか」と思つてゐた。
ところで、左手に糸をかける際、糸がゆるまぬやうに小指に一巻きするのだが。
薬指にもさらに一巻きする方法もある。
一度やつてみてうまくいかなかつた。
薬指にも巻いてたら中指をもうちよつと動かす必要がありさうだ。
いまとなつては小指に一巻きするだけでよかつたのかもしれない。
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