よくなってきた腱鞘炎
編めてゐない。
ちよつと由々しき事態だ。
このままだと今月末には風邪などひいて寝込んでゐるかもしれない。
三連休で立てなほせればよいのだが。
編めてはゐないが、どうやら左手の中指の腱鞘炎はよくなつてきたやうだ。
去年のいまごろ、左手の中指を曲げたときに違和感があり、思ひつ切り曲げてみたら指の中で配線がごちやごちやになるやうな激痛を感じた。
そのうちなほるだらうと思つてゐたがなほらず、今度は脚も歩行に支障が出るほど痛くなつたので、医者に行つたらそれくらゐの痛みで医者なんて、と鼻で笑はれて帰つてきた。
六月頃おなじ診療所で別の医者に診てもらつたときに指はまだ痛いといふ話をしたら、腱鞘炎だと診断されたのだつた。
塗り薬を処方されたがたいしてよくはならなかつた。
これでなほらなかつたら痛い注射を何度か打ち、それでもよくならなかつたら手術だが、それでもよくはならないかもしれないし再発するかもしれないと云はれてゐた。
そんなこと云はれたら、医者には行かないよなあ。
といふわけで、ずつと左手で拳を作れずにゐた。
なにが不便といつて、缶のプルトップを開けられないことだ。
右利きなのになぜか缶のプルトップは左手で開けてきた。
腱鞘炎になつてよくよく缶詰についてゐるプルトップの開け方を見たら、右手で開ける絵がついてゐる。
え、プルトップつて、利き手で開けるの?
以降、ぎこちなくも右手で開けるようにしてゐる。
不器用の理由がわかつたやうな気がした。
ぎゆつと握るとまだ指が痛いこともあるが、なんともないことも増えてきた。
まちつと我慢したらなほるかもしれない。
左手の中指は、かぎ針編みをしてゐるときによく使ふ。
ほかの人はさうでもないのかもしれないが、自分はよく使ふ。
とくにレース糸とレース針とでレース編みなぞをすると使ふやうだ。
そんなわけで、エミーグランデで編んでゐたアイリッシュクロシェのスカーフは編みかけになつたままだ。
このまま放置してしまふかもしれない。
完成させるには勢ひが大切だつたりするんだよなあ。
時間をおいても完成させることもあるけれども。
そんなわけで、とにかく編めてゐない。
パピーのハスキーを手に入れたので、ネックウォーマでも編んでみるかなあ。
Hell's Grannies Hat はちよつと脇においておくとして。
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