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Thursday, 21 February 2019

忘れるため 忘れないため

過去のいやなできごとや不快な気分などを文章にして書き出すと気分がすつきりする。

さういふ話を聞く。
James W. Pennebakerもそんなやうなことを書いてゐる。
さういふものだと思つていろいろ書いてみるのだが、どうもすつきりしない。
書けば書くほどかへつてそのときのことを思ひ出してしまふ気がする。

書き方が悪いのだらうか。
すべて正直に書くのがいい、といふ。
できるかぎり正直に書いて、でもまだダメだ。

先日、ジョン・クリーズの「Professor at Large」といふ本を読んだ、とここにも書いた。
この本の中で、クリーズは自身の母親との関係について話してゐる。
母親との関係は、すばらしいとは云ひがたいものだつたらしい。
クリーズの母は、よくノートなどに文章を書き付けてゐたとも書いてある。
「母は、不安な気持ちなどの記憶を定着させるために書いてゐた」
といふやうなクリーズの証言がある。

なるほどなあ。
書けば書くほど記憶に定着するやうな書き方をしてゐるのだらう、やつがれは。
それで忘れられないのだ。

しかし、忘れるための書き方と覚えてゐるための書き方は、なにが違ふんだらう。

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