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Friday, 25 January 2019

Rock Without a Cause

ロックな心を持ち合はせてゐない。

さう思つてゐたのだが、いろいろ思ひ出すうちに、「考へてみれば自分はつまらぬ反抗心のかたまりだつたな」といふことを思ひ出した。

多分、自分史上一番ロックなことは小学生のときにやつたことだ。
これはちよつと話しづらいことなので、またの機会に。

人気アイドルが愛読書だからといふので猫も杓子も読んでゐた(あるいは少なくとも「持つてゐた)「ライ麦畑でつかまえて」や、これもなんかで妙に人気があつた「アルジャーノンに花束を」は読まないと決めてゐた。
でも読まないのも癪なので仕方なく原書で読んだ。
わかるわけがない。
わかるわけがないけれど、「The Catcher in the Rye」は二度ほど読んだ。
わからないからか。

「アルジャーノンに花束を」はその後翻訳を読んだけれど、「The Cathcer in the Rye」はいまに至るまでどちらの翻訳本も読んでゐない。
内容を理解してゐないままといふことだ。

ほかにロックなできごとといふと、英語の授業のときのことか。
先生はイギリスから来た人だつた。
何年も学生の扱ひにうんざりしてゐたのだらう、ちよつとでも云ふことをきかないと「単位をやらないよ」と云ふ先生だつた。
ある時、もう我慢ならなくなつて、いつもの「単位をやらないよ」が出たときに思はず「Who cares?」と返してしまつた。
ああ、これでこの単位は落としたな、と思つた。

このとき、先生はこれから「Key Largo」を見せやうとしてゐた。
何の前触れもなかつた。
それで学生の一部が「Key Largoとはなんぞ」とぼそぼそささやきあつてゐたんだな。
なんでこの映画を見たのか、なぜ先生はこれを見せやうとしたのか、もう思ひ出せない。

確かなのは、やつがれはこの授業の単位をちやんともらへたことと、この後先生が「単位をやらないよ」とあまり云はなくなつたことだ。もしかしたらまつたく云はなくなつたかもしれない。
だから自分の中では「ロックなできごと」として認識されてゐなかつたんだな。
いい先生だつたんだ。
まあ、ちよつと話をした感じだと悪い先生ではなかつたけれど。

こんな感じでつまらないところで反抗心が燃え上がることがあつて、どうもこれまでよく生きてきたとは思へない。
なんかかう、もつと別に腹を立てることはあるだらう。
いつもさう思ふ。
さういふ腹を立てるべきところに立てず、立てなくてもいいところに立てるところがロックなのかもしれない。

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