観察する
結局、Hell's Grannies Hat は進んでゐない。
ほどいて編みなほすか、このまま最後まで編むかで悩んだままだ。
そんなわけで、外に出ると他人の帽子ばかり見てしまふ。
毛糸の帽子で多いのは、棒針編み(もしくは機械編み)のものだ。
棒針編みの帽子で多いのはスキー帽のやうなタイプではあるまいか。
頭頂部分にポンポンでもつければよりスキー帽らしくなる、そんな帽子が多いやうに思ふ。
スキー帽よりももうちよつと頭にぴつたりとくつつくビーニーのやうなものも見かけるか。
まれにベレー帽なども見かける。
いいよなあ、ベレー帽。自分用にひとつ編むかなあ。
でも、Hell's Grannies Hat で求めてゐるのはスキー帽やベレー帽のやうな形の帽子ではない。
ぐるりとつばがあつて、比較的かつちりした形の帽子を求めてゐる。
かといつて、ボルサリーノとかでもないしねえ。
歌舞伎座などに行くと、いまでもたまにボルサリーノとはいはないけれど、ああいう感じの頭頂部のちよつとへこんでつばのあるタイプの帽子をかぶつてゐる紳士を見かけることがある。
フェルト帽で、かつちりした形……
さうか、編んで、フェルト化させればいいのか?
そんなに縮絨しないように、適度にフェルト化させれば、いま編んでゐる帽子でも求めるやうな形になるかもしれない。
家にこもつて編んでばかりゐないで、出かけてあれこれ見ることも必要だなあ。
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