11月の読書メーター
11月の読書メーター
読んだ本の数:6
読んだページ数:1593
ナイス数:16
英語とは何か (インターナショナル新書)の感想
大学入試の英語民間試験導入の行く先はさらなる格差社会なのかな、とこの本を読んで思った。
読了日:11月04日 著者:南條 竹則
Through the Language Glass: Why The World Looks Different In Other Languagesの感想
チョムスキーとか知らなくても読めるけど、知っていたらもっと楽しいだろうな。この本を読むと、古典作品でいろんなものの色をどう表現しているか気になってくる。この本に出てくるのはホーマーだから中国古典だったら比較対象になるものがあるだろうか。今後読むことがあったら色の表現を気にしながら読んでみたい。
読了日:11月11日 著者:Guy Deutscher
翻訳地獄へようこその感想
女の人のセリフの語尾に「だわ」「なのよ」などをつけることを反対する意見の多い中、ホモセクシュアルの男の人のセリフはオネェ言葉に翻訳する、といふのはどうなのだろうか。ことばだけしか手がかりがなければこういうご時世でもそうするしかないのかな。
などと思いつつ、紹介される書籍には興味深いものも多いし、よく読むとはどういうことか考えさせられる。
読了日:11月14日 著者:宮脇 孝雄
乞食王子 (講談社文芸文庫―現代日本のエッセイ)の感想
著者の本にしては一文が短く、読点が多くて読みやすい。エッセイだと思うのにどこまでがほんとうでどこからが作りごとなのかわからないところがいい。のちの「酒宴」や「金沢」につづく感じかな。沖縄のことについて通常よりストレートで語気が荒いように思う。ちょっと意外でそういうところもいい。
読了日:11月18日 著者:吉田 健一
新しい1キログラムの測り方 科学が進めば単位が変わる (ブルーバックス)の感想
「ほんとうに大切なことは目に見えないんだよ」ってこういうことだったのか。
読了日:11月22日 著者:臼田 孝
悪徳の栄え〈上〉 (河出文庫)の感想
悪徳を楽しむにはいろいろ云い訳が必要という風にも読めるし、考えてしまう人間には世のしきたりのようなものには従えないといふ風にも読める。
読了日:11月29日 著者:マルキ・ド サド,マルキ・ド・サド
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