毛100%と化繊
寒くなつてくると袖なし羽織が進む。
膝の上においてゐるとあたたかいからだ。
糸はローワンのフェルテッド・ツイードで化繊混だつたと思ふのだが、思ひのほかあたたかい。
毛糸は化繊や化繊混よりも毛100%があたたかいといはれてゐる。
実際、体感してみるとさうだな、と思ふ。
たとへばヨガソックスだ。
これまでヨガソックスは化繊混のソックヤーンで編んでゐた。
それでも十分あたたかいと思つてゐたが、今年、パピーのブリティッシュファインで編んでみて、こちらの方が断然あたたかいことを身をもつて知つた。
いづれも中細毛糸であるといふ点は変はらない。
ブリティッシュファインで編んだものの方が若干ふつくらとした編み地になつてはゐるけれど、履いてしまへば厚さはほぼおなじだと思ふ。
さうか。
やはり毛100%はあたたかいのか。
と思つてゐたところにフェルテッドツイードだ。
これはほかに比べるものがないものの、ちよつと肩に羽織つてみたときなど、圧倒的にあたたかい。
だからひたすらガーター編みでときに飽きることがあつても編み続けてゐられるのだ。
仕上がつた暁には、とてもあたたかい袖なし羽織になるだらうからだ。
ところで毛にもいろいろあつて、カシミヤの毛は羊毛よりあたたかいといふし、麝香牛の毛はさらにあたたかいといふ。
でも、世の中、それほどあたたかくなくてもいいつてこともあるんだよね。
さういふときは化繊混の出番なのかもしれない。
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