レースの大物の終了条件
極細毛糸で作るタティングレースのスカーフは、ぼちぼち進んでゐる。
先週末、飯田に行つた折り、バスの中でちまちま作るつもりでゐたが、睡魔に負けること負けること。
また、作つてはみたものの、紅葉のはじまつた景色に目を奪はれること一度ならずといつた感じで、一枚のモチーフを途中まで作つたていどだつた。
のちに本体とつなぐことを考へると、作らない法がよかつたかもしれない。
ま、いいか。
大物を作るとここに書くことが少なくなる。
順調に進んでゐるから困つたこともないし、進んではゐるものの写真に撮つても前回とどこが違ふのかわかりづらいくらゐにしか進んでゐないし。
そんなわけで、ここ何回か写真を載せてゐないのだが、考へてみたら載せたのはだいぶ前なので、いまの状態と比べたらだいぶ進んで見えるかもしれない。
とはいへ、まだまだ「スカーフ」にはほど遠い。
去年のいまごろはカシミヤのストールを編んでゐた。
これも編んでも編んでも終はりが見えなくて気が遠くなつたものだつた。
それでも「1/5編めた」とか「3/7編めた」とか長さで確認していくと、残りの行程が見えて編み勧められたものだつた。
いま作つてゐるタティングレースのスカーフには終はりがない。
モチーフをつなげながら「助さん、格さん、もういいでせう」と思つたところで終はりになる予定だ。
すなはち、現在自分がどこにゐるのかわからない。
状況としては四段目の途中といつたところなんだけれども、先は長さうだといふことくらゐだな、わかることは。
以前は「モチーフを百枚つなぐ」といふ終了条件があつたのだが、今回はない。
百枚つないだくらゐでは短すぎるだらうことはわかつてゐる。
二百枚かなあ。
とりあへず、「モチーフを二百枚つなぐ」でいくことにするか。
前回だつて結局は百枚もつながぬうちにちやうどいい長さになつたことだし。
« 指なし手袋ばかり | Main | 飯田市川本喜八郎人形美術館 紳々竜々と荊州の人々 »
Comments