怒濤の九月
涼しくなつた。
といつてもまたすぐ暑くなるのだらうが、とりあへず涼しい。
それで編んだかといふと、編んでないのだつた。
そろそろハマナカのポームで編んでゐた三角形のショールくらゐはなんとかしたいと思つてゐる。
あと、パピーのブリティッシュファインで編みはじめたヨガ・ソックスね。
こちらはもうちよつと脚部分を編んで、甲にかける部分を編めば片方はできあがる。
なぜあみものが進まないのかといふと、タティングレースにかまけてゐるからだ、とは以前書いたとほりだ。
冬のころ、ノールビンドニングにかまけてしまつて、それ以降タティングとはご無沙汰してゐたのだが、この「ご無沙汰」だつたのがいまのタティング熱に拍車をかけてゐる気がする。
「タティングつてこんなに楽しかつたつけか」といふ感じだ。
あみものもしばらくしてゐないので、興がのつてくればおなじやうな状態になるとは思ふんだがね。
順番がちよつと違ふのだらう。
本屋でこの秋冬のあみもの本を何冊かパラパラと見てみた。
今年はヨークのあるセーターがはやりなのか知らん。
首から編む、とか。
「毛糸だま」といへば今月半ばには「毛糸だ! まつり」を開催するといふ。
ちやうど予定がいろいろ入つてゐる時期で、行けない気がしてゐる。
九月は歌舞伎座で秀山祭だし、文楽はあるし、さらにホール落語には行くし「メタルマクベス disc2」もあるしでなんだかてんやわんやなのだつた。
てんやわんやにしてゐるのは自分なんだがね。
昔は、赤坂ACTシアターで芝居を見るのにかぎ針編み一式を持つて行つて隙を見つけては編んでゐたんだがなあ。
いまはあみもの道具一式を持ち歩くのがどうも億劫だ。
それでタティングレースになつちやふんだよね。
« 8月の読書メーター | Main | タティングレースの書籍に思ふ »
Comments