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Tuesday, 25 September 2018

タティングレースのスカーフと顔見世興行

極細毛糸を使つたタティングレースを細々とつづけてゐる。

以前もおなじパピーのNew2Plyでタティングレースのスカーフを作つた。
京都南座の顔見世にしていくつもりで計算して、一日一枚作れれば百枚つなげたスカーフにできるといふ計画だつた。着手したのは六月ごろだつたのではないかと記憶してゐる。かなり余裕を持つた計画だつた。
実際には七十枚ほどつないだところでちやうどいい長さになつたので、そこでやめた。
一日一枚といふのは当時は控へめな計算で、実際には二、三枚作れたが、タティングできない日もあらうといふことを考慮した。それに途中で飽きることもあるかもしれないし。
我ながら危機管理ができてゐたのではあるまいか。

今年も顔見世には行くつもりでゐるけれど、いま作つてゐるタティングのスカーフは顔見世に向けて作つてゐるものではない。
あ、「スカーフ」つて書いちやつた。
さう、スカーフにするつもりでゐる。
バイアスのスカーフになつたらいいなあと思ひつつモチーフをつないでゐる。
一列五枚で、ななめになる分長さが出ないから三十列くらゐは必要かな、といふ気がしてゐる。
前のスカーフを作つてゐるときは、それこそ睡眠時間を削つてでもタティングをしてゐたけれど、いまはそんなことはしてゐない。
だからモチーフも作れて一日一枚だ。
顔見世にはとても間に合はない。

ところで今年は京都南座改築新装オープンといふこともあつてか十一月には高麗屋三代の襲名披露、十二月には従来の顔見世と二回興行がある。

いまの南座が新築でオープンした年もそんなだつたな。
三代目中村鴈治郎襲名披露を十一月十二月と二ヶ月続けてかけてゐたと記憶する。
先年、祇園甲部練場での顔見世で「落人」の勘平をやつたのを最後に實川延若がこの世を去つてゐたのが残念で仕方がなかつた記憶もある。

この後しばらく十一月十二月と二ヶ月連続の顔見世が続くが、どうも十一月はやはり客足が延びないらしく、顔見世といへば十二月といふことでおさまつた。

おさまつたんだがなー。
またぞろ二ヶ月連続顔見世とか云ひ出したりしないか知らん。
云ひ出したとしてもお客が来なけりややめるかな。
興行があるのは結構だけれども、顔見世価格だと二の足を踏んでしまふのだつた。
それに最近、ちよつと小屋が開きすぎなんぢやあるまいか。
それはやつがれ風情の心配することではないのか。

とりあへずせつせとモチーフを作ることにしやうか。

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