知りたいやうな知りたくないやうな
情報カードに書くことを少し変へてみた。
このまま情報カードが増えつづけ、収拾がつかなくなつてもなー、といふ点についてはつねに危惧を抱いてゐて、先週も「タスクフォースを作らなくちやね」といふやうなことを書いた。
それを書いて、考へた。
PoIC にはカードを四つに分類してゐる。
自分なりに訳すと日誌、思ひつき、タスク、引用、といつたところだらうか。
日誌はそのとほり、日々の記録だ。何時に起きて何をして、天気はどうで、家や学校、職場でこんなことがあつて、といふやうなことを記す。
読んだ本の記録などもここかもしれない。
思ひつきは、思ひついたアイディアを書く。
やつがれは日誌と思ひつきとのあひだにあまり区別がつかないなと思ふことがあつて、さういふことはとりあへずシステム手帳の Bullet Journal に書くことにした。
タスクは ToDo だ。
これが情報カードだと管理しづらくて、早いうちから Bullet Journal に書くやうにしてゐる。
PoIC の Wiki を見ると 43Tabs といふシステムが紹介されてゐて、この方法はとてもよささうに思ふのだが、まだ試してみたことがない。
最後の引用は、本を読んだりTVを見たり街を歩いてゐたりして気になつたことばをそのまま書き記すことだ。
論文を書くために情報カードを使つたことのある向きならおなじみのことだらう。
情報カードを使ひはじめたのが去年の11月で、上にも書いたとほり、タスクについては早々に Bullet Journal で管理するやうになつた。
さらに、先週から日誌についても Bullet Journal に書くやうにした。
日誌は時系列で見たいと思つたからだ。
PoIC の Wiki では、日々書きためた日誌から頭痛の原因をつきとめる、といふ例が出てゐる。
ゆゑに日誌を情報カードに書き留めないのにはちよつと抵抗はあつた。
しかし、タスクフォース化してカードの削減をはかるときに、日誌はちよつと扱ひづらいぞ、と思つたのだ。
タスクフォース化するには、似たやうな内容のことを集める。
日誌は、一枚一枚、一事項一事項独立してゐて、まとめやうがない気がする。
Bullet Journal には書いてゐるので、いざとなつたら抜き出して書くこともできる。
そんな手間のかかることはしない気もするけれど。
そんなわけで情報カードには思ひつきと引用だけを書くことにした。
日誌だか思ひつきだか区別のつかないものも書く。
それで二千枚くらゐたまつたところで見てみたら、自分がなにに興味があるのかわかるのではないか。
さう思つたのだ。
自分がなにに興味があるのかわからないなどと、情けないことこのうへない。
さう思ふ一方で、単に自分がなにに興味があるのか知りたくないのではないか、といふ気もする。
知るのが怖いのだ。
いまさらそんなこと知つても、ねえ。
そんな気もする。
しかし、情報カードといふ形になつたら現実から目を背けるわけにもいくまい。
二千枚たまるのはだいぶ先のことのやうに思ふが、いまからその日にそなへやうと思つてゐる。
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