その後のペネック
あたぼうステーショナリーのペネックを持ち歩くようになつて早三週間。
時が経つのは早いものだ。
さう思ひつつも、「え、まだ三週間しか経つてゐないの?」といふ気分でもある。
なんか、もう馴染んでしまつてゐるのだ。
生活の一部とでもいはうか。
職場にゐるときはいつでも社員証と一緒にぶら下げてゐて、出勤退勤途中はかばんの中に入れてゐる。
休日はストラップをかばんの持ち手などに結はへつけて持ち歩くことが多い。
前回も書いたやうに、休日は襟のない服を着ることが多いからだ。
出勤するときは社員証を首から下げないといけないので襟のある服を選ぶやうにしてゐる。
社員証を下げてゐるストラップが直接首にあたるのが気になるからだ。
とくにいまの時期は汗を吸ふだらうしさ。
まあ襟があつたところで吸ふんだらうけども。
馴染んでしまふと持ち歩いてゐることを意識しなくなる。
そんなわけで、使ひ心地云々といふのもあまり感じない。
あたりまへにそこにあり、あたりまへのやうに使ふ。
さういふ存在になつてゐる。
そんなペネックだが、ひとつだけ心配な点がある。
それは、ボタンがなんとなくゆるい気がすることだ。
ペネックは上部のぺらぺらした部分をストラップに巻きつけてボタンでとめるやうになつてゐる。
このボタンがぱつちりとまりはするものの、どことなく手応へに欠ける気がするのだつた。
これ、何度もつけたりはづしたりをくり返してゐたら早晩ダメになるんぢやあるまいか。
いまのところ一日に一度はつけはづしをしてゐる。
そのたびにそこはかとなく不安になるのだつた。
だつて、もうあるのがあたりまへなんだもの。
« 復刻本とタティング熱 | Main | ペネックとカクノと情報カード »
Comments