突然前向き
昨日は「あみものの終活」なんぞといふ話を書いたが。
タティングレースはできるのだつた。
リングの糸を引くときに指を曲げないやうに気をつければ問題ない。
かぎ針編みよりタティングの方が左手の中指を使ふと思つてゐたが、指の第二関節にテーピングをした状態でもタティングなら指を曲げずにできる。
といふか、できた。
すこしだけ光明がさしてきたやうに思ふ。
さうだよ、毛糸もタティングすればいいんだよ。
さういふ極端な考へすら浮かぶほどだ。
ところで、修理してもらつた時計を受け取つてきた。
心なしかきれいになつた気がする。
無論、もともとついてゐた傷はそのままだ。
もう市場には出回つてゐない型だといふので大切に使ひたい。
その一方で、時計用のチェインはまだできあがつてゐない。
かうなつてくると、「タティングで今から別なのを作らうかな」といふ気になつてくる。
前回の時計用チェインはタティングで作つた。
スプリットリングを鎖のやうにつなげ、ところどころにビーズをあしらつたものだ。
このチェインは時計の重さでリングがのびきつてしまつた。
タティングで作るのはむつかしいかな、と思つたが、ひとつ手がある。
ビニルリングを使ふ手だ。
ビニルリングを芯にして、周囲をタティングのスティッチでぐるりと覆ふ。
これならのびづらいのではあるまいか。
さう考へるとゐてもたつてもゐられない。
いますぐにでもタティングしたい。
問題は、ビニルリングがあつたかなあ、といふところだ。
ビニルリングものびさうな気もするので、プラスチックリングの方がいいかな。
プラスチックリングはまだあつたと思ふが、どうだつたかなあ。
といふわけで、急に前向きなのだつた。
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