眠らせろ
Why We Sleep といふ本を読んで、「もつと寝なきや!」と思つてゐるのだが、なかなか眠れてゐない。
ここのところ寝付きは悪くなつてはゐるものの、基本的には寝付けないといふことはあまりない。
むしろ気絶するやうに寝入ることの方が多いかもしれない。
この「気絶するやうに」といふのはほんたうに気絶してゐるのであつて、睡眠のうちには入らない、すくなくとも良質な睡眠を取つてゐるとはいへないといふ話もあつて、眠れてゐないことに代はりはないのかもしれない。
ところで、Why We Sleep でも云つてゐるし、巷でもよく聞くことに「毎日の起床時間と就寝時間とは変へないこと」といふのがある。
毎日おなじ時間に起きておなじ時間に寝ろ、といふことだ。
平日だらうが休日だらうが、出勤しやうがしまいが、とにかくおなじ時間に起きておなじ時間に寝る。
これがよい睡眠にとつて大事なことなのらしい。
働く日も、休みの日とおなじくらゐ寝ないとダメ、といふことである。
長いこと、それこそ学校に通つてゐる時分から、休みの日は寝溜めの日、いや、寝溜めはできないといふから、平日の睡眠負債を返済する日にあててゐた。
あててゐたといふよりは、とにかく眠たかつた。
それをしてはならないといふ。
また、昼寝も午後三時以降はしてはならない。
三時以降も昼寝をしてゐるやうだと夜の睡眠に差し支へるのださうだ。
どうしろといふのか。
毎日おなじ時間に起きておなじ時間に寝て、午後三時以降はしない休日を送つてみればわかる。
もう、全然、睡眠が足りない。
グロッキーとはこのことかと思ふくらゐ、頭も躰も動かない。
火曜日くらゐには気分はもう金曜日だ。
なぜ明日は休みではないのかと思ふ。
つまり、平日ももつと早い時間に就寝してちやんと睡眠時間を取りなさいね、といふことなのだ、と頭では理解してゐても、これがなかなかできない。
この生活を改善するには、転職するしかない。
もつと早い時間に帰つて来られるやう、近所に職を求めるしかない。
それつて可能なんだらうか。
可能だとして、いまとおなじやうな暮らしが送れるだらうか、主に、懐具合的に。
できないよなあ。
引つ越すといふ手もあるが、それには資金が足りない。
いづれにしてもいまの状況でなんとかするしかない。
としたら、だよ。
やつぱりなにも予定のない休みの日にはおなじ時間に起きておなじ時間に寝るなんてなことを云つてゐないで、昼寝にしても午後三時までなんてケチなことを云はずに寝られるだけ寝るしかないんぢやあるまいか。
一度不足した睡眠は補ふことはできないといふけれど。
でもなんかもう、さういふ問題ではなくなつてゐると思ふ。
とにかく寝不足だとつらいの。
頭も躰も。
といふ問題については、Why We Sleep は答へてくれない。
だいたい「寝過ぎたらどうなるか」についてはほとんど言及がないからな。
寝過ぎといふのも身体によくないんぢやないかと思ふがどうだらうか。
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