葛藤と妥協
時計は修理してもらふことにしたので、せつせとマクラメをつづけてゐる。
マクラメといはうか、手だけで組む丸四つだたみ、ね。
とはいへ、そんなにものすごく進展してゐないのは、やはり腱鞘炎だからだらうか。
リカちやんの服を編んでゐると書いたけれど、昨日は編めなかつた。腱鞘炎にかかつてゐる左手の中指が痛いからだ。
昨日も書いたとほり、ばね指のやうな現象は起きなくなつてゐるし、痛みもだいぶおさまつてきてゐるやうに思ふ。
でもまだ手を握るときに中指には力が入らない。
ムリに握らうとすると痛い。
できるだけ安静にしつつ、ときどき折り曲げて調子を見てゐるところだ。
ばね指は、腱鞘を広げるところからはじめないと、といふ話も聞いたのでね。
といふわけで、タティングではなにもしてゐない。
土曜日にエミーグランデを買ひに行つたときに、クロバーの紺色のシャトルを買つてしまつたくらゐか。
赤いのと紺色のと、このシャトルだけは買つたことがなかつた。
ものすごく久しぶりに手芸店に行つたので、目に付くものがなにもかもほしい気分になつてしまひ、一方で「家にあれだけあるぢやないか」と泣く千代に訴へる松王丸な気分にもなり、葛藤がものすごかつた。
結果、タティングレースに関するものは(エミーグランデでタティングするかもしれない可能性もないとはいへないけれど)、これまで買つたことのなかつたクロバーの紺色のシャトルを買ふことで妥協したのだつた。
妥協つて、「あれもほしいこれもほしい」と騒いでゐる自分と、だけどさ。
かぎ針編みがムリな状態ではタティングはもつとムリだ。
タティングの方が左手の中指をたくさん使ふものね。
テーピングで固定したらできるかな、とも思ふが、さうしたら糸とテープとが干渉しあふだらうし。
よくはなつてきてゐると思ふのでもう少し様子を見て、タティングレース再開はそれからかな。
それまでは、できる範囲で丸四つだたみだな。
時計もいつ返つてくるともしれないし。
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