拡張と集約
PoIC を参考に5×3の情報カードにあれこれ書き付けてゐる。
一週間に二十枚から三十枚くらゐ書いてゐる。
たまつてきたのはいいけれど、これ、どうしたらいいんだらう。
定期的に見返してまとめたりなんだりすればいいのだらうけれど、それにはまだ数が足りない。
マンダラートといふアイデア発想法がある。
野球の大谷翔平選手が使つてゐたことがあるといふ話も聞く。
マンダラートでは、正方形を三×三の九つのマスに区切り、真ん中のマスに主題を書いて周囲のマスに主題から思ひついたことを書く。
周囲のマスに書いたことを別の九つのマスの真ん中のマスに書いて、周囲に思ひついたことを書く。これをくり返していく。
マンダラートの本などを読むと、人の思考はリニアではない、とある。
ノートにアイデアを書き付けていくと、どうしてもリニアになつてしまつて、発想がひろがつていかない。
そこで、マンダラートの手法を使つてどんどん発想をひろげていかう、と、かういふわけだ。
マインドマップにも似たところがある。
人の思考といふのはリニアではないのかもしれない。
あることについて考へてゐたはずなのに、関連する別のことを思ひついてしまひ、そこからさらに連想が進む。
さういふこともある。
この場合、罫線のあるノートに上から順番に書いていくと、うまくいかない、のらしい。
マンダラートなりマインドマップなり、連想をひろげるやうな仕組みを利用した方がいいといふ。
問題は、マンダラートにしてもマインドマップにしても、広がりすぎてしまふことだ。
収拾がつかない。
どうしやう、と思つてゐたら、マインドマップに精通した人がいふには、マインドマップで拡散したら、次は集約する作業が必要なのだとか。
そらさうだよな。
そして、ここからは個人的な考へだが、集約するときはリニアな方がいい気がしてゐる。
これもアイデア発想法の本で読んだ話だ。
その人は、おもしろいと思つたものは、とにかくかたつぱしからメモを取るのだといふ。
取つたメモはこれまたかたつぱしからノートに書き付けていく。順番は気にせず、とにかく書く。
そして、一ヶ月くらゐたつたら見返して、これはおもしろいと思つたものを別のノートに書き抜く。このときも内容ごとに書いたりせず、時系列に書き付けてゆく。
かうして書き抜きを集めたノートを持ち歩いてひまなときにめくつてみるのださうだ。
ノートに書くのは、いつでもどこでも見返しやすいからだといふ。
かうして考へてみると、情報カードはやつがれにとつてはマンダラートとかマインドマップのやうなものだ。
まづ書き出す。
拡張することだけを考へる。
集約がまだできないんだよなあ。まだ、といふか、苦手な気がしてゐる。
情報カードはもうかなりの枚数になつて、でも集約するにはまだ足りない。
もうちよつと増やしつつ、集約について考へていくか。
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