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Friday, 01 June 2018

Never Ending or Beginning on an Ever Spinning Reel

夕べ、「ムーン・リヴァー」が流れてきて、そこから怒濤の映画音楽メドレーがはじまつてしまつた。

「ムーン・リヴァー」は、映画「ティファニーで朝食を」でオードリー・ヘップバーン演じるホリー・ゴライトリーが歌ふ歌である。
歌のお世辞にもうまいとはいへないオードリー・ヘップバーンのために、ヘンリー・マンシーニが最小限の音域で作曲したといふ話を聞いたことがある。

曲や歌詞も含めてだけれども、いつたいどこで覚えたのだらう。
不思議でならない。

映画はそんなに見ない。
「ティファニーで朝食を」はジョージ・ペパードが亡くなつたときかなんかに追悼番組としてTVで放映したんぢやなかつたかな。
さうぢやなかつたかもしれないけれど、とにかくTVで見た。

ヘンリー・マンシーニで映画音楽といふと、ほかにも「シャレード」とか「ピンク・パンサー(ではないのかな、邦題は。ま、いいか)」とか「ひまわり」とかいろいろ出てくる。

思ふに、昔は映画音楽の番組があつたのだらう。
TVに限らずラジオとかで、「なつかしの名画の主題曲集」みたやうな番組があつたのに違ひない。
さうでないと説明がつかないからだ。

「慕情」を歌へば、題名からの類推だらう、「追憶」が出てきて、さらに「卒業」が出てくる。
映画自体に関連性はないが、題名とあとはなんとなく雰囲気でつづいてしまふ。
「ゴッドファーザー愛のテーマ」ははづせないし、「ある愛の詩」なんてのもいまでも聞くことがないでもない曲だ。

「荒野の七人」には「大脱走マーチ」がつづくし、さうしたら次は「クワイ河マーチ」だ。

「007」のテーマが出てくれば、「ロシアより愛をこめて」「ゴールドフィンガー」「死ぬのは奴らだ」「For Your Eyes Only」と、歌へる歌が続く。
007といへばデュラン・デュランのPVの最後でサイモン・ル・ボンが名前を訊かれ、「ボン。サイモン・ル・ボン」つて答へるのにうつかり笑つてしまつたりしたよなあ。

セリフ込みで覚えてゐるものもある。
「カサブランカ」の「As Time Goes By」とか。
「風と共に去りぬ」の「タラのテーマ」とか。
あ、「フラッシュ・ゴードンのテーマ」なんかも歌詞よりセリフの方がメインくらゐの覚え方だつたりするな。

ここでMGMミュージカルに流れてしまふととりとめがなくなつてしまふので、真剣に避けてとほることも忘れない。
でも「カサブランカ」が出てくると連想でウッディ・アレンに行つてしまひ、「カイロの紫のバラ」から「Cheek to Cheek」を思ひ出せばMGMミュージカルまではあとほんの一歩だ。
スリリングである。

終はらない。
永久に終はらないんぢやないかとさへ思ふ。
さうすると「華麗なる賭け」の「風のささやき」が出てきて、さういやリメイク版の「トーマス・クラウンズ・アフェア」は見てないけどスティングのカヴァはイカすよなあ、といふので、つひつひ聞いてしまふ。

一夜明けても脳内には「シェルブールの雨傘」の主題曲が鳴つてゐたり、ときに「太陽がいつぱい」に変はつたり、川原泉ぢやないけれど「ジュテームだのモナムールだの」な世界に埋没しさうになる。

現実逃避?
さうかもしれない。

ここに出てきたので一番新しいのは「美しき獲物たち」だらうか。
その後も映画はたくさん作られてゐるし、いい映画音楽もいくつもあると思つてゐる。
「パシフィック・リム」の主題曲とかイカしてると思ふし、ミュージカル映画だつて作られてゐるし、邦画にもいい曲があると思つてゐる。
なのに出てこないのはなぜだらう。
やはり、「映画音楽特集」みたやうな番組がなくなつてしまつたからなんぢやあるまいか。
聞く機会がなくなつてしまつた、といふかさ。

それでなくても世の中は音楽であふれてゐるので、それはそれでいいのかもしれない。

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