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Wednesday, 25 April 2018

周瑜のカシラのモデルは検非違使

飯田市川本喜八郎人形美術館に行くと、飯田のケーブルTVが撮つた川本喜八郎へのインタヴュー番組の録画を流してゐることがある。
番組には主に「人形劇三国志」について語つたものと、「平家物語」について語つたものとがある。

主に「人形劇三国志」について語つた方の番組で、川本喜八郎は周瑜のカシラのモデルは検非違使である、と語つてゐる。

さうだつたのか! 周瑜は検非違使!
はじめて聞いたときに、痛く感銘を受けた。
ほかの人形のカシラも多かれ少なかれ文楽の人形のカシラをモデルにしてゐる、とも語つてゐた。

検非違使といふと、「義経千本桜」の知盛とかかな。
カシラのことはよくわからないが、知将的なイメージのあるカシラだと思ふ。

このとき、美術館の方とちよつとお話をしたのだが、ほかの人形のカシラがなにをモデルにしてゐるのかはわからぬ仕舞だつた。
とりあへず、孔明のカシラのモデルは孔明でないことは確かだ、といふ点では意見の一致を見た。

勝手に想像すると、関羽のカシラは文七を元にしてゐると思ふ。
張飛は与勘平だらう。
このふたりについてはほぼ間違ひないんぢやないか。
あとがわからないんだよなー。

話を聞いてゐると、川本喜八郎は最初は玄徳のカシラは孔明(文楽のカシラの方ね)をもとに作るつもりだつたのではないかといふ気がする。
文楽の孔明のカシラのイメージは、分別のある品のよい壮年といつたところか。
それだとロマンスもある主人公としてはちよつと、と云はれて、おそらくは源太か若男あたりをモデルにして作つたのが実際の玄徳のカシラなんではないかと思つてゐる。

黄忠と黄蓋とはよく似てゐるけれど、カシラをよく見ると、黄忠は鬼一、黄蓋は大舅なんぢやないかといふ気もしてくる。黄忠の方がちよつとやさしげなんだよね。

趙雲も源太か若男かといつたところか。劉琦さまは若男かなー。
そしてやはり孔明のカシラのモデルがわからない。

川本喜八郎本人に訊けるうちに訊けたらよかつたのに、と思ふが。
秘密だつたかも、といふ気もする。
いづれにしても、「この人形のモデルはなんだらう」と考へながら見るのはまた楽しい。
袁紹とかなんなんだらう。陀羅助かなあ?

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