編み気高まる
レース編みのスカーフは、遅々として順調に進んでゐる。
エミーグランデを2/0号針で編むといふ、自分比としては細い糸を編んでゐることもあり、また、苦手な引き抜きピコットがあることや逐一針を目からはづして編む必要があることなどを考へ合はせると、遅々とするのは当然のことで、ゆゑに順調に進んでゐるといへる。
「風工房の小さなクロッシェレース」に掲載されてゐるこのスカーフは、本体部分が方眼編みのやうな模様になつてゐて、両端に葉のモチーフを編みつけることになつてゐる。
本体部分はあと30段も編めば終はる。ちよつと短いかなあとも思ふが、もともとそんなに長いスカーフにはならない。さういふデザインだ。
考へてみても、どういふ場面で使ふスカーフなのかよくわからない。
防寒にはならないと思ふ。
これからの季節、冷房除けのスカーフを使ふ機会も増えるが、このスカーフだと方眼編み部分の穴が大きすぎて、風をふせいではくれない気がする。
もう、アイリッシュ・クロシェによくある葉のモチーフを編みたいばかりに編んでゐるといつてもいい。
「風工房の小さなクロッシェレース」には、アイリッシュ・クロシェのモチーフをつないだネックレスやブレスレット、カフスなどが掲載されてゐて、「使ふ場面が思ひつかないよ」と思ひつつ、なんとなく編んでみたい気分にさせられる。
といふか、編んでみたいと思ふときは、かなり編み気が高まつてゐるときだらう。
金票40番で編む葡萄と葉のモチーフをつないだネックレスとか、いつ使ふよ。
替襟のやうな感じで使へばいいのだらうか。
でもちよつと編んでみたいよな。
ネックレスくらゐならそんなにたくさんモチーフを編まなくてもいいし。
飽きたらそこでやめて、あとはチェインを長めに編んでごまかすこともできさうだし。
といふわけで、気がついたら編んでるかもしれないな、アイリッシュ・クロシェのネックレス。
その前に、ヴェスト的なものが編みたいのだが、この糸でこれを編みたいといふものがいまのところない。
編み図でも探してみるかなあ。
« 好みの店のパラドクス | Main | 色の名前と番号と »
Comments