わかつてゐたことだけれど
暖かかつたり冷えたりする日がつづいてゐる。
寒いと編むもので、メビウス編みのネックウォーマも最後の三玉目に入つた。
毛糸が足りなくなるのが怖いので、さつさと縁を編むことにした。
ここで問題が発生した。
いや、発生することはわかつてゐた。
わかつてゐたが、見栄えを重視してしまつたのだつた。
もともとの編み方では、ネックウォーマの主要な部分はメリヤス編みで編むことになつてゐる。
さうすると、メビウス状になつてゐるので、着用するときに表目部分と裏目部分とが両方見えることになつてしまふ。
それを避けるために、今回は目数の半分はメリヤス編み、もう半分は裏メリヤス編みにした。
かうすると、首にかけたときに表目側だけ出すことができるからだ。もちろん裏目側だけ出すこともできるし、両方見せることもできる。
このネックウォーマは、かけ目と減らし目とで斜めの柄が出るやうになつてゐる。
元々の減らし目は左上二目一度で編むことになつてゐる。
この編み方だと表目が浮き上がるやうに見える。
表目が左上二目一度の場合、裏目はどうなるかといふと、減らす二目の目の向きを変へて左側から右の針を差し入れて二目一度を編むことになる。
すなはちめんどくさい。
それで編む前はさんざん悩んだのだが、結局そのままめんどくさい編み方をすることにした。
ところが、縁はかけ目と二目一度とを交互にくり返して一段編むことになるんだね。
もちろん、知つてはゐた。
面倒なことになるんたらうな、と思つてゐた。
だから編む前に悩んだのだ。
でも見栄えを重視してしまつた。
ここから先、またなかなか進まなくなるのだらう。
とりあへずこのネックウォーマを編み終へてからこの秋冬のあみものを終はりにしたいぞ。
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