目がそろふ
タティングレースではあひかはらずちまちまモチーフを作つてゐる。
捨てやうと思つてゐた本に、「これは作つてみたいぞ」といふモチーフがあつて、それを作つてゐる。
「Orchidees」と題名がついてゐる。蘭といふことだらう。
このモチーフをLisbeth #40で作つてゐる。
今回は濃いベージュといつたやうな色で、レースにするとどことなくアンティークな印象を醸し出す色だ。
この糸は結びやすい。
結びやすいせゐか目もそろふやうな気がする。
タティングレースの目(スティッチ)は、すこしつづけてゐればそろふやうになる。と思ふ。
手が機械的に動くやうになつてきたら、目もそろふやうになつてゐる。
とはいへ、不器用大王のやつがれの作るものなどは、ほかの人から見たら「それで目がそろつてゐるつて云ふの? 笑止!」とか云はれちやふ出来ではある。
タティングレースのなにがいいといつて、このそろつた目がきれいに並んでゐる様のよさだ。
レース糸の光沢のせゐで目のちいさなつぶが輝いて見えることがある。
美である。
それをすこしでも再現したい、近づけたいと思つて、いまはタティングしてゐる。
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タティングレースの目を揃える、揃った目の美しさ、
うんうん、わかります。
そして、ちょっと油断して、目が揃わずにガタガタみたいになっちゃった時の悲しさ。
キツ過ぎても、ゆる過ぎても上手くいかない、
ちょうどいい手加減で編むのは難しいけれど、楽しいですね。
Posted by: tes | Thursday, 05 April 2018 18:17